東京代官⼭のgallery ON THE HILL(⼀般社団法⼈オンザヒル)は、『いつでもいま ‒ ガラスに映す光』柿本ケンサク写真展を、代官⼭ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラムにて開催している。
開催概要
映画、ドラマ、広告映像を⼿がける⼀⽅、国内外で写真・現代美術作品を発表している柿本ケンサクは2016年、代官⼭ヒルサイドテラスにおける展⽰『TRANSLATOR』にて写真家として出発。2021年には『TRANSFORMATION』にて時間と記憶をめぐる実験へと進みました。そして2026年9⽉、三たび同じ場所に戻り、三嶋りつ惠の透明なガラスを通して写真を「光の記憶」として更新します。
写真は光を固定する。ガラスは光を揺らす。
ヒルサイドテラスで⼆つの光が出会い、記憶のための場所となる。
柿本ケンサクが、三嶋りつ惠のガラスに映った光で世界が別の形へ⽣まれ変わる瞬間を描く。
本展では、写真とガラスという⼆つの異なるメディアを通して、「固定」と「流動」、「定着」と「融解」、「点」と「線」の緊張関係を扱います。点として定着した光が線として時間へとほどけ、融解した記憶が⾒る者の中で再び像を結ぶ。この瞬間にしか⽣まれない対話の場となります。
柿本ケンサクは、三嶋りつ恵の10点のガラスを光を描くためのレンズとして⽤いました。ガラスの位置を数ミリ動かし、⾓度を変えながら、通過する光を捉えました。⽬の前の⾵景をそのまま写し取るのではなく、光や偶然と対話しながらシャッターを押すことで、時間の流れや季節の空気、⾝体の揺れ、ガラスの個体差が、記憶の痕跡として写真の中に残されています。写真とガラスという異なるメディアが交わることで⽣まれた光をぜひご覧ください。
ステートメント
光は輪郭を与える。
しかし同時に、その輪郭を溶かしてもいく。
その揺らぎのなかに、私たちは、⾔葉にならない世界の気配を⾒出す。
三嶋りつ惠のガラス作品は、その光を受け⽌め、屈折させ、揺らし、ふだんは⾒えないものを、かすかな気配として⽴ち上がらせる。
柿本ケンサクは、そのガラスを通過した光の痕跡をとどめ、時間、記憶、⾝体、光が、本来ひとつの連続体であったことを露わにする。
相互に存在が響き合うとき、光は⼼を照らし、像は「いま」として⽴ち上がる。
本展はガラスを通して、光がどのように記憶に触れ、どのように像となり、どのように再び揺らぎへと帰っていくのかを⾒つめる試みである。
トークイベント
展覧会関連イベントとして、写真家の柿本ケンサクと、ガラス作家の三嶋りつ惠によるトークイベントを開催します。写真を通して光の⼀瞬を捉える柿本と、透明なガラスを通して光をかたちにしてきた三嶋。それぞれの表現における「光」や「時間」について語ります。
開催⽇時:2026年10⽉3⽇ 16:00〜17:30
会場:代官⼭ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラム
出演:柿本ケンサク(写真家・映像作家)、 三嶋りつ惠(アーティスト)、朝倉美佳(gallery ON THE HILL)
参加費:1,000円(ワンドリンク付)
定員:60名
Ticket:https://galleryonthehill20261003.peatix.com
柿本ケンサク(演出家・撮影監督・写真家)
映画、ドラマ、広告映像を⼿がける⼀⽅、国内外で写真・現代美術作品を発表。被写体の熱量や場に漂う空気、時間の密度を像に凝縮し、現在地としての「点」と、過去から未来へ連なる「線」を重ねながら、視覚を超えて知覚に働きかける表現を追求している。
2005年、⻑編映画『COLORS』を制作し活動を開始。2011年、映画『UGLY』『LIGHT UP NIPPON』を発表。2021年、NHK⼤河ドラマ『⻘天を衝け』のメインビジュアルおよびタイトルバックを演出し、映画『恋する寄⽣⾍』が公開された。2025年には、Netflixシリーズ『グラスハート』で監督・撮影監督を務め、全世界配信。2027年には、Netflixシリーズ『寄⽣獣ーTAMIYAー』が全世界配信予定。
写真家としては、2016年に代官⼭ヒルサイドフォーラムで写真展『TRANSLATOR』を開催。2017年、ニューヨークのTaka Ishii Galleryで『HYOMEN』展、2021年には代官⼭ヒルサイドフォーラムで『TRANSFORMATION』展、渋⾕PARCO GALLERY Xで『時をかける』展を開催し、国際美術展『⽔の波紋2021』に選出された。
2022年、京都・⾳⽻⼭清⽔寺で『―TIME―』展、2023年にはCanon Gallery 50周年企画として柿本ケンサク写真展『As is』を開催。
https://kensakukakimoto.com/
https://www.instagram.com/kensakukakimoto/
三嶋りつ惠(ガラス作家)
1962年京都⽣まれ、1989年からヴェネツィアに移住、2011年より京都にも住まいを構え、⼆拠点を往復する⽣活を送る。ムラーノ島のガラス職⼈とのコラボレーションにより、ヴェネツィアン・ガラスの透明度や粘度を活かした、周囲に溶け込みながら光の輪郭を描き出す無⾊のガラス作品を制作する。空気や光を取り込んでその場のエネルギーを表現する作品は公共空間でのアートワークとしても評価が⾼く、近年では美術のみならず建築やファッション、デザインとジャンルを横断した活躍が続いている。
https://shugoarts.com/artists/ritsue-mishima/

新作『Hikari』シリーズ


- ギャラリー名
代官⼭ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラム
- 住所
東京都渋⾕区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1F
- 開館時間
12:00〜19:00(最終⽇:11:00〜17:00)
- アクセス
東急東横線 代官山駅 徒歩5分
- URL








