セコニックは、複数の演色評価モードを搭載した分光方式カラーメーター「スペクトロマスター C-800」を開発、発表した。
「スペクトロマスター C-800」は写真、映像分野や産業分野で使用される各種の演色評価モードを搭載したカラーメーター。アカデミー賞の選考元である映画芸術科学アカデミーを初め、ハリウッドを代表するアメリカンソサイエティオブシネマトグラファーやフオトグラファー、照明メーカーからの要望を元に4つの演色評価モードを搭載、各種のデータ比較も可能となった。
4つの演色評価指数を搭載
「SSI」は映画芸術科学アカデミーが開発した演色評価指数で、CIE 標準光源(タングステンやデイライトの D55 など)、もしくはメモリーした光源との比較を指数とグラフで表示。
「TLCI」はカメラの特性を演算に入れ、テレビ映像の作成を前提とした演色評価指数。CRIと同じように100点満点のスコアで表示します。また、TLMFと呼ばれる、基準の光源(メモリした値)との比較を指数で表示する機能もある。
「TM-30-15」は 99色の基準色と人間の目の特性を元に、Rf(色忠実度)と Rg(鮮やかさ)を指数で表示。数値とカラーベクトルグラフィックで表示される。
「CRI」は C-700にも搭載されていたスタンダードな演色評価指数。C-800ではCRIの比較モード(メモリー値と現在の測定値比較)も搭載した。
テキストモードでは、x,y の色度座標と、Hue(色相)、Saturation(彩度)の表示に対応、RGB 調光タイプのLEDに直接測定値を入力し、複数の光源の色味を合わせるのに役立ちます。色温度、LB 補正値やCC補正値、照度等の基本データと共に一目で光の状態を確認することができます。4.3 インチのタッチスクリーン、回転式の受光部、C-700 で搭載されていたスペクトルグラフ、スペクトル比較、フィルター補正値、多灯比較、ホワイトバランス補正値など、豊富な測定モードの表示が可能です。写真や映画の撮影分野から、産業分野まで幅広く使える。
発売:2018年12月予定
価格:未定
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