TOPNEWS & REPORT奥山由之写真展「白い光」

#NEWS & REPORT 奥山由之写真展「白い光」

2019年3月7日~4月15日

奥山由之写真展「白い光」

奥山由之写真展「白い光」が、キヤノンギャラリー Sで開催される。

紹介文
本展は写真家・映像作家、奥山由之による写真展です。2011年に『Girl』で第34回写真新世紀優秀賞を受賞し、2016年には『BACON ICE CREAM』で第47回講談社出版文化賞写真賞受賞。数々の写真集出版や、精力的な展覧会での作品発表、また映像作家としての活躍も著しい奥山。かつてない新たな試みによる展示空間では、「写真を見る」という行為について、再認識させられることとなるでしょう。時代を牽引する写真家の感性が溢れる作品群を是非ご覧ください。
作品は、すべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし展示します。

ステートメント
白い光
どこまでも深い海の水面を撫でるようにして、漆黒の闇を進む。
聞こえるのは、波の呼吸と、エンジン音。
夜の茂みに目が慣れるころ、遠くにちらほらと見える、白い光。
そろそろだろうか。揺られ続けて小一時間。
目を凝らして探したあの景色と肌寒さを、よく思い出す。

白い光は、夜明けを待たずして、1隻、また1隻と集まる。
やがて聞こえる演歌の合図と共に、網を投げ入れ、仕事が始まる。
時折視界を晴らすカメラの閃光…。

ふと、目を凝らして認識しようとする行為に、懐かしさを感じた。
僕らはいま、空間のみならず自己を取りまく全ての情報や環境を照らし出し、にも関わらず、受け身の姿勢で、時折現れる「分からない」という感情から目を背けている。やがて加速する周辺視野への散漫とした意識は、局所への注力を緩ませ、深度の浅いカラフルな大地を眼下に広げるのだろう。

未だ視覚や知覚は、”視ること”と”見ること”の境界を認識出来ているだろうか。
詩的に言えば、視えることで見えなくなったものがあるのではないか。
果たして、写真はいま、認識の対象にあるのか。

目を凝らし、光を照らす。

その光の先には、何がある。

奥山由之
1991年東京生まれ。2011年『Girl』で第34回写真新世紀優秀賞受賞。
2016年には『BACON ICE CREAM』で第47回講談社出版文化賞写真賞受賞。
著作は他に『As the Call, So the Echo』『君の住む街』『POCARI SWEAT』『Los Angeles / San Francisco』『THE NEW STORY』『march』などがある。

ギャラリー名

キヤノンギャラリー S

住所

東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー1階

開館時間

10:00〜17:30 日・祝休館

アクセス

JR 品川駅 徒歩約8分

URL

https://cweb.canon.jp/gallery/schedule/shinagawa.html

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