野村佐紀子 写真展「Lirio」が、THE BOOK ENDで開催される。
開催概要
同名の写真集、写真集「Lirio」は、2024年スペイン・グラナダで撮影され、翌年同・マドリッドの Fundación MAPFREで開催された大規模回顧展「Sakiko Nomura: Tender is the Night」(2025年2月6日~5月11日)で初公開された作品と、未発表作品によって構成されています。この展覧会は大きな反響を呼び、2026年3月からスペイン各地を巡回、その後ヨーロッパ各地へと巡回予定で、国際的に野村佐紀子の存在をさらに広げる契機となっています。スペイン語のタイトル「Lirio(ユリ/アイリス) 」は、死者への供花であり、生者と死者を結ぶ象徴的な存在を意味しています。本作ではその象徴性を軸に、失われたものと残されたもの─そのあいだに息づく親密な記憶を、繊細に映し出しています。
編集・造本設計・出版を手掛けたのは、日本を代表する造本家・町口覚。表紙には、麻と紙を撚り合わせて織り上げたオリジナルの麻の紙布(しふ)を用い、その独特な質感に〝闇に刻まれた傷が、夜明けへと導く。〟という造本コンセプトを重ねるように、ふたつのデザイン(SCAR Edition / DAWN Edition)を制作しました。タイトルロゴには、スペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカの手書き(筆跡)に基づいて設計されたフォント「Federico」を採用。モスクワのタイポグラファー、オルガ・ウンペレヴァの手によるその文字は、抒情と静けさをたたえ、写真集『Lirio』の世界に花を添えています。
5番目の巡回先となる本展では、一部プリントを替え、全32点の額装作品を展示いたします。
闇と光、生と死、そのあわいに息づく親密な記憶。静かに問いかける作品群をぜひ会場でご体感ください。
野村佐紀子/Sakiko Nomura
1967年 山口県下関生まれ。
1990年 九州産業大学芸術学部写真学科卒業。
1991年 荒木経惟に師事。
1993年より国内外写真展、写真集多数。
https://sakikonomura.com/




- ギャラリー名
THE BOOK END
- 住所
兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-5 海岸ビルヂング 302
- 開館時間
11:00〜18:00(火・水曜定休)入場無料
- アクセス
JR 元町駅 徒歩5分
- URL








