「ダフィー… ポートレイツ展」が、ブリッツ・ギャラリーで開催されている。
開催概要
ダフィーは60~70年代に活躍した英国人写真家。彼は、デビット・ベイリー、テレス・ドノヴァンとともに60年代スウィンギング・ロンドンの偉大なイメージ・メーカーであるとともに、有名なスター・フォトグラファーでした。
ダフィーはパート 1で展示したファッションとともに、各界で活躍していた時代を代表するセレブリティーのポートレイツを撮影しています。特に知られているのはデヴィッド・ボウイ(1947.1.8 – 2016.1.10)とのセッションです。70年代に、“ジギー・スターダスト Ziggy Stardust”(1972年)、“アラジン・セイン Aladdin Sane” (1973年)、“シン・ホワイト・デューク The Thin White Duke”(1975年)、“ロジャー Lodger”(1979年)、“スケアリー・モンスターズ Scary Monsters”(1980年)の5回の撮影セッションを行っています。特にアラジン・セインのアルバムジャケットに使用された写真は極めて有名で、「ポップ・カルチャーにおけるモナリザ」とも呼ばれています。2013年夏、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館で開催された “DAVID BOWIE is” 展では、ダフィーによるアラジン・セイン・セッションでのボウイが目を開いた未使用カット作品が展覧会のメイン・ヴィジュアルに採用され話題になります。同展は2017年、東京で巡回開催されています。
ダフィー写真展パート 2では、珠玉のポートレイツ合計約30点が展示されます。シドニー・ポワティエ、マイケル・ケイン、アーノルド・シュワルツェネッガー、テレンス・スタンプ、ブリジッド・バルドー、サミー・デイヴィス・ジュニア、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ウィリアム・バロウズ、デビー・ハリー、アマンダ・リア、ジョアンナ・ラムリー、ブラック・サバス、ポール・ジョーンズ (マンフレッド・マン)、ニーナ・シモンなどが含まれます。また、本展ではデヴィッド・ボウイの作品の特集コーナーを設置、5回のセッションで撮影された珠玉の14点を紹介します。
本展で展示されるのは、作家の意思を受け継いだ息子クリス氏が運営するダフィー・アーカイブが監修 / 制作したエステート・プリント作品です。また日本のコレクター向けに、今回のブリッツでの写真展限定プリント ( サイン入り作品証明書付き ) もリーズナブル価格で特別販売されます。
ダフィーによる、60年代~70年代の時代を代表する各界のセレブリティーたちの珠玉のポートレイツ作品をぜひご高覧ください。
ダフィー/Brian Duffy(1933-2010)
ロンドン出身。60~70年代にかけて、ファッション雑誌、広告、ボートレイトの分野で活躍。デヴィッド・ベイリー、テレンス・ドノヴァンとともに “スウィンギング・ロンドン”と呼ばれる60年代ロンドンのストリートカルチャーを牽引した。
2011年に写真集“DUFFY PHOTOGRAPHER”(ACC刊)が刊行、2013年にヴィクトリア&アルバート美術館で開催された “DAVID BOWIE is” 展では、ダフィーが撮影したデヴィッド・ボウイの作品がメイン・ヴィジュアルとして採用されるなど死後になって再注目されている。
- ギャラリー名
ブリッツ・ギャラリー
- 住所
東京都目黒区下目黒6-20-29
- 開館時間
13:00~18:00(月・火休廊/入場無料)
- アクセス
JR目黒駅からバス、目黒消防署下車徒歩3分 / 東急東横線学芸大学下車徒歩15分
- URL