3月の段階で4月の受けてしまっていた仕事以外は全て断らせて頂き、
ランニングや買い物以外はずっと家にいる、
そんな生活が始まり、今まで撮った写真をずっと見てる。
この期間で、雪が降る程寒い日から、Tシャツで過ごせる程暖かくなった。
久しぶりに見た友達はパソコン越しで、それでも元気そうな顔が嬉しかった。
一日、一日があっという間に過ぎていく、
英語の先生に1週間どう過ごしていたの?と聞かれると、細かく何をしていたか覚えていない。
日々の写真を撮っているけれど、
改めて見るなんでもない日常は、とても綺麗で、すぐ忘れてしまうんだなと思った。
部屋で写真を見ていると、今日も料理をする音と遠くで電車の音が聞こえる。
という文を書いてから提出できずに1ヶ月が経った。
自粛は終わり、世の中は変わってしまったと思った
何となく自粛が始まり何となく終わったが、
それによって起こったドミノ現象。
白だ黒だと言う事は過去の話しで、これからは1人1人の心のあり方の問題だ。
今回出させて貰った写真に音は無く。
あなたの生活の音と馴染み、あなたの一部になる事をおもっています。
Photographer
大野隼男
2015年にCOMMERCIAL PHOTOにて次世代のクリエーターに取り上げられ、ドラマチックな写真に高い評価を得ている。数々のファッションブランドや雑誌、アーティスト写真、広告を手がけ、近年は海外アーティストのワールドキャンペーンや、国内では井上陽水の9年ぶりに発売されたシングル「care」のCDジャケットなど活躍の場を広げている。2017年には個展《Over the Rainbow》を開催し、2018年にはラフォーレ原宿にてart directorとの企画展を開催。
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