キヤノンは「RF レンズ」の新製品として、中望遠単焦点レンズ「RF100mm F2.8 L MACRO IS USM」を2021年7月下旬に発売する。
主な特長
最大撮影倍率1.4 倍によりマクロ撮影の表現領域を拡大
「RF マウント」の特長のひとつであるショートバックフォーカスを生かし、13群17枚のレンズ構成におけるフォーカスレンズ群とフローティングレンズ群の可動域を最大化し、最大撮影倍率1.4倍、最短撮影距離0.26mのマクロ撮影を実現。一般的なマクロレンズの最大撮影倍率である等倍(1.0倍)を超えることで、小物や花などの肉眼ではとらえることが難しい細部や質感の表現が可能。
「SA コントロールリング」によるユーザーの好みに合わせた自由なボケ描写
球面収差を変化させることができる「SA コントロールリング」を採用。リングを回転するだけで、ユーザーの好みに合わせた自由なボケ描写を実現。
「SA コントロールリング」をマイナス(-)側に回すと、フォーカス位置よりも後方のボケの輪郭が柔らかくなり、手前のボケの輪郭が硬くなる表現が可能。プラス(+)側に回すと、フォーカス位置よりも後方のボケの輪郭が硬くなり、手前のボケの輪郭は柔らかく表現することが可能。
新規光学設計と手ブレ補正機構により画面全域で高画質を実現
明るい開放F値2.8を実現。低照度下においても速いシャッター速度で撮影でき、被写体ブレを低減した撮影が可能。
最前面に凹面レンズを採用することで、至近撮影時の球面収差を抑制。これを含む13群17枚の新規光学設計により、画質劣化の原因となる諸収差を低減し、画面全域で高画質な描写を実現。
「EOS R5」装着時は、ボディー内の手ブレ補正機構と協調制御することで、静止画撮影時に8.0 段の手ブレ補正効果を実現し、動画撮影時も高い手ブレ補正効果を発揮。
ボディー内手ブレ補正機構を搭載していない「EOS R」装着時は、5.0 段の手ブレ補正効果を実現。動画撮影時は、カメラの電子式手ブレ補正機能と協調する「コンビネーションIS」により手ブレを低減。撮影倍率が大きくなるほど影響が大きいシフトブレを高精度に補正する「ハイブリッドIS」を搭載。
主な仕様
レンズ構成:13群17枚
絞り羽根枚数:9枚
最小絞り:32
最短撮影距離:0.26m
最大撮影倍率:1.4倍
フィルター径:67mm
大きさ:最大径×長さ φ81.5×148mm
重さ;約730g
価格:オープン価格
キヤノンオンラインショップ販売予定価格:181,500円(税込)
発売日:2021年7月下旬予定