ケンコープロフェショナルイメージングは、新たにIrix(アイリックス)の動画撮影向けCINEレンズの販売を8月7日より開始する。
今回発売するCINEレンズは、11mmT4.3、15mmT2.6、45mmT1.5、150mmT3.0 マクロの4モデル。マウントはキヤノンEF用、マイクロフォーサーズ(MFT)用、PL用、ソニーE用の4タイプで、それぞれm仕様とft仕様をラインナップする。
●主な特長
11mmT4.3
フルフォーマットイメージサークル(>43.3mm)をもち、8Kの超鮮明な映像制作に対応する超広角レンズ。画角123゜(FF- 水平方向)により、驚異的かつダイナミックな遠近感を映像で表現することができる。作業効率の点でも軽量、および超コンパクトサイズで、フォーカスリング、フォローフォーカスシステムのどちらを利用しても、人間工学に則した操作感覚を味わうことができる。
15mmT2.6
明るくフロントフィルターにも対応する超広角レンズ。鮮やかな色、シャープな画像を再現し、ディストーションやブリージングを最低限に抑え、解像度は8Kまで対応する。
45mmT1.5
人間の視野感覚に最も近い描写が得られるレンズ。現代的なレンズ構成と9枚の円形絞り羽根の組み合わせにより、ピントのあった部分では、8Kに対応する超解像度映像が得られるほか、ぼけた部分でも美しいグラデーションのボケ味が自然に描写される。完全密閉構造により、劣悪な環境下の撮影にも十分対応可能。
150mmT3.0マクロ
等倍撮影ができるマクロレンズ。あらゆる環境下において優秀な機能性をもち、驚異的な視野感覚および完璧なパフォーマンスを実現するレンズとして、多くの映像制作者に映像制作の新たな領域を提供する。
マクロ倍率比1:1により最大限の近接撮影を可能にし、人目を引き付ける映像を撮影することができる。9群12枚のレンズ構成は、8Kの超高解像度映像に対応するとするともに、色収差率およびディストーションを最大限に抑えた。また11枚の円形絞り羽根は滑らかで美しい背景のボケを創り出す。
いずれのレンズも、マグネット式マウントシステム(MMS)を採用し、今後新たに開発される各種のアクセサリーに対応する。また、ハウジングは完全密閉構造で、ラバーシールにより雨水や埃の侵入を防ぐ。
発売:2020年8月7日(受注発注)