PHOTOGRAPHERHAL写真展「Flesh Love All」が、ギャラリー冬青で開催される。
ステートメント
作品を通して愛を表現したいと思っている。なぜなら社会すべての物事は愛が基になっていると思うからだ。誰もが家族や恋人を愛する。しかしそれが自分たち以外へ向けられているかどうか。そこが重要だと思う。向けられていない場合、それが時に格差を作ったり争いを生み出すのではないか。そして唯一愛だけが人種や格差を超えて全てのものを一つにできるパワーを持っているのではないだろうか。だから我々は愛の意識を外側へ広げ、様々なコミュニティーを超えて愛のリンクすることで周りへ広げていくべきだ。
そのような考えに基づき、私はカップルとその周りのものすべてを風景ごとパックするプロジェクトを開始した。愛し合うカップルだけでなく、周囲の全てのものをパックし、やがて風景全体がパックされることによって、世界のもの全てが一体化したイメージを作った。撮影場所は彼らが生活している場所だ。そしてこの撮影に参加するには死と隣り合わせの愛と覚悟が必要であり、撮影するこちら側も相応の覚悟が必要である。
愛するもの同志がひとつになり、そしてその外側へと繋がって行き、世界が一つになる。新型コロナウィルスが世界を席巻するなか、僕の作品は新たな意味を帯び始めている。まだ、はっきりとその意味合いを見いだせていないが、考えることはこれからの僕たちの責務だと思う。
- ギャラリー名
ギャラリー冬青
- 住所
東京都中野区中央5-18-20
- 開館時間
11:00~19:00 日・月・祝日休廊(入場無料)
- アクセス
東京メトロ 丸ノ内線 新中野駅 徒歩5分
- URL