TOPNEWS & REPORTZIGEN写真展「球体関節愛花」

#NEWS & REPORT ZIGEN写真展「球体関節愛花」

2020年2月24日〜3月7日

2020.02.18

ZIGEN写真展「球体関節愛花」

ZIGEN写真展「球体関節愛花」が、六本木Bar 山崎文庫で開催される。

『鏡の國』の愛花とZigen

「愛花とZigen」…「Zigen と愛花」
この鏡のようなイマージュの増幅器はめくるめく悪魔的な装置だ。
「愛花」という、みずからの身体を神か悪魔に捧げているかのようにも映る表現装置はまたそれにとどまるものではなかった。
「愛花」は、人形を制作し、絵を描く表現者でもあったのだ。
絵や人形は、「愛花」自身の分身のようでもあり、影法師のように隠されたどこか“畸形美”とでも呼べそうな世界の歪みが炙りだされている。
しかし、「愛花」の身体と書いたがここではすでに実体としての身体などというものはなく、逆に「愛花」が造る球体関節人形が夢見るなかに「愛花」が在るかのようだ。
こんな恐ろしい仕掛けをめぐらせたのが写真家「Zigen」だ。
多様なポーズや表情に変容する「愛花」、そして、同様に愛花がつくった球体関節人形がポーズを擬(なぞら)える。ここに生まれた歪んだ鏡に映るイマージュの双子の姉妹…。それを「Zigen」が大外科手術によって一個の身体に縫合、融合させたのだ。
かの『ドリアン・グレイの肖像』中の「主人公の替わりに肖像画が歳をとる…」という悪夢以上に、人形が主人の身体に溶融する…いや、主人「愛花」がみずからの手でつくりあげた人形のなかに溶解して生きようとしているととらえることもできる。「鏡」の反転、カメラという工学機械のめくるめく悪魔の装置がうみだした眩暈のエロティシズムではないか。

武田好史(たけだ・よしふみ)逍遙美学、盲目の芸能論。

展覧会場

六本木Bar 山崎文庫

住所
東京都港区六本木4-8-9 B1F
開館時間
17:00〜02:00(日曜休)
アクセス

東京メトロ 六本木駅 徒歩1分

URL

https://www.facebook.com/%E5%B1%B1%E5%B4%8E%E6%96%87%E5%BA%AB-929784760450072/

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