小瀧達郎写真展「LABYRINTH 水の迷宮 ヴェネツィア」が、gallery bauhausで開催される。
gallery bauhausでは「2019ヴェネツィア年」としてヴェネツィアを撮影した3人の写真家による個別の展覧会を開催。本展はその第3回目。
ステートメント
ヴェネツィアを訪れた人は、きまって魔法をかけられたようにヴェネツィアの虜になるという。
1984年にはじめてヴェネツィアに旅した僕は、その後約20年のあいだに年に2~3回の割合で東京とヴェネツィアを往復した。ヴェネツィアは不思議な街で、ラビリンス(迷宮)という言葉がこれほど似あう街を僕は他に知らない。
街に一歩足をふみいれると、まさに異次元に迷い込んだようで、時がたゆたうように過ぎていく。
ヴェネツィアにいるあいだ、僕はまるで夢遊病者のように街をさまよい、夜更けの路地の暗闇で死者のささやきに耳をそばだてる。なにがこれほどまでに僕を惹きつけるのか自分でもわからないけれど、もしかすると僕もヴェネツィアに魔法をかけられたひとりなのかもしれない。
小瀧達郎

© Tatsuo Kotaki

© Tatsuo Kotaki

© Tatsuo Kotaki
- ギャラリー名
gallery bauhaus
- 住所
東京都千代田区外神田2-19-14
- 開館時間
11:00~19:00 日、月、祝日休廊 入場無料 *年末年始休廊 2019年12月25日~2020年1月6日
- アクセス
JR、東京メトロ 丸の内線 御茶ノ水駅 徒歩5分
- URL