TOPNEWS & REPORT<PR> 「Focus Checker」Impression 撮影した人物写真データの「フォーカスチェック」が一気に完了するプラグインソフト

#NEWS & REPORT <PR> 「Focus Checker」Impression
撮影した人物写真データの「フォーカスチェック」が一気に完了するプラグインソフト

2019.07.16

<PR> 「Focus Checker」Impression 撮影した人物写真データの「フォーカスチェック」が一気に完了するプラグインソフト

日々数多くの撮影をこなすプロフォトグラファーにとって、「撮影後のフォーカスチェック」は、誰しもが行うワークフローだ。そこからベストなカットを探してセレクト作業が始まるが、粗選りしながらのフォーカスチェックには、一定程度の時間が必要となる。レンタルスタジオの場合は、撮影後のセレクト作業やデータのバックアップ、撤収作業も使用時間とみなされる。

Adobe Bridgeのプラグインソフト「Focus Checker」を使えば、素早くフォーカスのチェックと選別が行えるため、作業時間を一気に短縮できるという。

そこで編集部はフォトグラファー 亀井隆司さんの撮影現場へ伺い、「Focus Checker」を使用してもらった。アートディレクターの梅沢篤さんとともに、その使用感を訊いた。

Photographer:亀井隆司(W) Art Director:梅沢篤(Glam Beast)
Interview:坂田大作(SHOOTING編集長)

フォトグラファーのワークフローが楽になる!

— 「5351POUR LES HOMMES」の撮影現場にお邪魔しました。初めて「Focus Checker」を使って頂きましたが、操作してみていかがですか?

亀井 意外とスムーズに操作できました。まず「フォーカスの精度」を設定して、「写真データのフォルダ」を選択。それだけです。

シンプルなインターフェース。

参考画像

チェックをかければ「OK」「NEAR」「NG」の3つのフォルダが自動生成されて、どんどん振り分けてくれます。

数十枚のカット数でしたら、数秒で終わるので、まったくストレスがないですね。どのような原理でチェックしているんでしょうか。

—— 顔認証システムを使い、被写体の目を検知してフォーカスをチェックしているそうです。

参考画像

亀井 100枚にチェックをかけても、あっという間に終わりましたね。

梅沢 チェックをかけた後の「OKフォルダ」を見ると、ビシビシにピントがきているけれど、モデルを動かしていたり、雰囲気重視の撮影で「NEAR」でも良いという場合は「NEAR」のフォルダから探せばいい。

ピント範囲の精度は調整できるから、どの程度の正確性が必要かは後で決められるし、チェック自体は何度もやり直しができる。ソフトを使い慣れてくるとフォーカス精度を都度変えて使えばいいから、これはすごく便利かも。

自動で「OK」「NEAR」「NG」のフォルダに写真が分けられる。

「NEAR」は写真によって使える可能性もある。

亀井 用途によっては、「NEAR」でもシャープネスをかけて使えるカットもありますね。

梅沢 ロケの薄暗いシチュエーションで少しISO感度を上げて撮影した写真でも、ピントをしっかり見てくれるのは助かるね。

亀井 「Focus Checker」の開発者の方もフォトグラファーなんですね。
「顔の向き」とか「この表情がかわいい」とか、そういう選ぶ基準はありますが、それ以前に、まずフォーカスが外れていたら使えないですからね。何百カット撮る中で、まず先に「NGカット」を除外できると、作業が1段階ラクになりますね。

ピントがきていないカットは高確率で「NG」フォルダに振り分けられる。

写真を確認するADの梅沢篤さん(左)と亀井隆司さん。

— 雑誌の撮影で、その日撮った全カットをとりあえず預けるパターンは多いですね。

亀井 現場でクライアントに見せる時は、ピントが外れているのを省きます。その日撮った写真データをJPEGで渡すような状況の時でも、ピントが外れているカットも含めて渡してしまうのは、「フォトグラファーとしてどうなんだ」というのもありますよね(笑)。「Focus Checker」にかけることで、NGカットを省いて渡せるだけでも違ってきます。

梅沢 別件で撮影した写真150枚(JPEG)にチェックをかけてみました。フォーカスを精査してフォルダー分けされるまでにJPEGだと21秒で完了です。

亀井 このスピードだと全然ストレスがないですね! ちなみにRAWデータもできるんですか?

梅沢 RAWでもできます。JPEGに比べると少し時間がかかるようですが、PCのスペックによって違ってくるので、処理時間はマシンパワーに比例するそう。でもチェックをバックグランドで処理させておけば、撮影中でも他の作業ができるからまったく問題ないと思う。

亀井 手持ちの撮影で自分が動きながら撮ることも多いので、安心できます。

梅沢 ADが写真を選ぶことも多いので、先に振り分けてくれると、それだけですごく助かるね。写真をセレクトする作業ってピントだけではないわけで、まずフォーカスチェックをかけてから始めれば、より重要な作業に時間を使える。

亀井 スタジオで撮影後に残ってセレクトする時間が、だいぶ短縮されそうですね。

— 引きや動きのあるカットはフォーカス精度を少し緩く(甘く)したり、ビューティや寄りカットは精度を高くするとか、調整できるのは便利ですね。

亀井 想像以上に便利です。今日はスタジオでしたが、最近はロケも増えていて、夕暮れや日没、陽が入りにくいシーンでも撮影します。多めにシャッターを切っていても、セレクトするハードルが一つ楽になることで安心して撮影に集中できます。

単純に「フォーカスが甘い」というのと「手ブレ」は違いますが、そちらもカバーしてくれるのですか。

梅沢 ブレているけれどピントが来ている→「OK」、ブレてピントも来てない→「NEAR」か「 NG」に振り分けられるそう。

— キヤノン製品の場合は、フォーカスエリアも読んでくれるので、他社製カメラよりも精度が高いそうです。

梅沢 例えば3人くらい並んでいて、自分がどの人物にピントを合わせようとしているかを、ソフトが認識してくれるから、より高い精度でチェックできる。

亀井 僕はキヤノンユーザーなのでありがたいです。

梅沢 使い方として、まずNGカットだけを外して、残りから選ぶだけでも時間短縮できるから、まずそれだけでもいいんじゃないかな。

— 「Adobe Bridge」のプラグインソフト仕様で、価格は100ドルです。

亀井 約1万円なら導入しやすい。これで日々のセレクト作業が短縮できるのはありがたいですね。まだ使い始めですが、撮影の状況に照らし合わせて「NEAR」の数値と精度を感覚的に掴んでいければ、仕事や状況に応じて、より効率良く使える気がします。

— 「疲労に左右されない」というのも謳われています。

梅沢 人間は疲れてくると(チェックが)甘くなる可能性があるけれど(笑)、ソフトにはその心配はないからね。

亀井 カット数が多いと、1カット1カットを集中して見ていくのが大変なので、そういう意味でもいいですね。私も使いながらまた印象を話せればと思います。

「Focus Checker」for Adobe Bridge CC plug-in
https://www.adobeexchange.com/creativecloud.details.100908.html
*対応OS : Mac 10.13 High Sierra 以降
お問い合せ:株式会社ハイアングル(開発元)
info@hi-angle.jp

亀井隆司(Photographer)
1977年 群馬県出身
1997年 渡英
2000年 London college of fashion / Fashion styling and photography 卒業
2001年 London college of printing / Creative media program 卒業後、Nick Knight のアシスタントを経験
2009年 W所属
2013年 NYで活動
2015年 帰国。東京をベースにファッション、音楽、広告の分野を中心に活動中
http://takashikamei.com/
https://wtokyo.co.jp/artists/takashi-kamei/


梅沢 篤(Art Director)
1976年横須賀生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒。1999年よりフリーランスとして活動をはじめる。2004年よりロンドンに拠点を移し約3年間の活動し帰国後、グラムビーストを設立。国内外において広告、ヴィジュアル、カタログなどの製作をはじめ、幅広いジャンルのミュージシャンのCDジャケットや映像のほか、エディトリアルなどのアートディレクション及びデザイン、これに伴うプロダクション業務・コーディネートを行っている。また、保育児童と行うアートプロジェクト、専門学校生を対象にディレクション講義を行うなど教育の現場へもその活動を広げるなど、デザインを通しより豊かなコミュニケーションを提供することを目指している。
http://glambeast.com/

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