TOPNEWS & REPORT竹沢うるま写真展「旅情熱帯夜 -Kolkata- 」

#NEWS & REPORT 竹沢うるま写真展「旅情熱帯夜 -Kolkata- 」

2025年4月30日~5月12日

竹沢うるま写真展「旅情熱帯夜 -Kolkata- 」

竹沢うるま写真展「旅情熱帯夜 -Kolkata- 」が、横浜市民ギャラリーあざみ野で開催されている。

ステートメント
本写真展は、インド・コルカタで撮られた写真約70点で構成されている。

2016年〜19年にかけて何度もこの街を訪れ、写真を撮った。
旅をするのはいつも雨季。滞在中、雨が降るとカメラを片手に旧市街へと向かった。
市場に並べられた野菜が雨に打たれ、働く男たちの肌が濡れる。路面は水に溢れ、古びた壁は滲み、街を流れるフーグリ川は膨大な水を湛え、清濁すべて抱きかかえて河口へと流れていく。
雨が止むと、街は独特の湿気に満たされる。その湿った空気を感じるとき、私は旅情を感じる。
旅情とは何なのか、いまだにそれを説明する言葉を私は持ち合わせていない。しかしながら、もし写真を撮る行為が自身の存在証明なのだと言うことができるのであれば、旅をして写真を撮る私にとって旅情とは、対話のようなものなのかもしれない。自身と世界との対話。そこで交わされる言葉。その響きを一枚一枚撮って並べたのが、今回の展示である。特に深いテーマがあるわけでもなく、それ以上でも、それ以下でもない。
見知らぬ街の片隅で過ごす眠れぬ夜。
期待と不安。過去の後悔と未来への希望。
矛盾し、整理することもできないほどに入り組んだ感情が心に溢れる。
そんな熱帯夜に聞く雨の音は、穏やかに響く。

同時開催(同会場隣の展示室)
竹沢うるまWorkshop『写真と視点』修了展 Vol.2 Photographs & Perspectives
https://artazamino.jp/event/post-16080

竹沢うるま
1977年生まれ。
同志社大学法学部法律学科卒業。在学中、アメリカ一年滞在し、モノクロの現像所でアルバイトをしながら独学で写真を学ぶ。帰国後、ダイビング雑誌のスタッフフォトグラファーとして水中撮影を専門とし、2004年よりフリーランスとなり、写真家としての活動を本格的に開始。これまで訪れた国と地域は140を越す。
2010年〜2012年にかけて、1021日103カ国を巡る旅を敢行し、写真集「Walkabout」と対になる旅行記「The Songlines」を発表。2014年には第三回日経ナショナルジオグラフィック写真賞受賞。2015年に開催されたニューヨークでの個展は多くのメディアに取り上げられ現地で評価されるなど、国内外で写真集や写真展を通じて作品発表をしている。
https://uruma-photo.com/

ギャラリー名

横浜市民ギャラリーあざみ野

住所

横浜市青葉区あざみ野南1-17-3 アートフォーラムあざみ野内

開館時間

10:00〜18:00(最終日17:00まで)

アクセス

東急田園都市線「あざみ野駅」東口 徒歩5分

URL

https://artazamino.jp

竹沢うるま写真展「旅情熱帯夜 -Kolkata- 」

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2025年4月30日~5月12日

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