豊島区雑司が谷に新しく「S3 Gallery TOKYO」がオープンする。こけら落としの企画として、増田伸也の新作展「方丈三昧」が開催される。
ギャラリー概要
豊島区雑司が谷に新しく誕生する「S3 Gallery TOKYO(エススリーギャラリートウキョウ)」は、写真作品を中心とした、新進気鋭の現代アートの作家から国内外のアーティストまで、多様な作品を展示する場として誕生します。「S3 Gallery TOKYO」のコンセプトは、単なる視覚的な体験を超え、アーティストの思想や作品に込められた概念を深く探求できる場所を提供することです。
ギャラリー名の「S3」は、太陽(Sun)を意味する「S」と、ギャラリー、作家、来場者の三者が太陽のように輝き、互いを照らし合う関係を築きたいという思いを込めています。このようなビジョンのもと、「S3 Gallery TOKYO」は、日本と世界をつなぎ、作品を通じて新たな文化交流を生み出す拠点を目指します。
S3 Gallery TOKYOが位置するのは、豊島区の雑司が谷。かつて「池袋モンパルナス」と呼ばれアートの歴史を紡いできた豊島区の伝統を受け継ぎながらも、新たな文化の発信地として機能します。企画展では写真作品を中心とした現代アートを扱い、文化的な動向や社会との交わりを探求し、訪れる人々に多様な視点を提供します。
さらに、ギャラリーでは作品展にとどまらず、アーティストや来場者が互いに交流し、学び合う場としてのイベントやワークショップも開催予定です。「S3 Gallery TOKYO」は、雑司が谷という町から国内外のアートファンやアーティストを結びつけ、アートを通じて新しい価値を創造していきます。
展覧会概要
増田はこれまで、アメリカを中心にヨーロッパや世界各地で毎年個展を開催し、国際的な評価を得てきました。そして本展は、増田にとって日本で実に7年ぶりの展示となり、新作を国内で発表する貴重な機会です。
前作『花札装束 HANAFUDA SHOUZOKU』では、自身が幼い頃に祖母より聞いた「形あるものはいつかなくなる(all things must pass.)」という言葉をきっかけに、 腐った食べ物や有機物をモチーフとして、目に見える物質世界と目に見えない精神世界をつなぐ作品を生み出すというスタイルでしたが、今作『方丈三昧 HOJOZANMAI』は、2020年から2021年にかけ幾度の緊急事態宣言を経て、さまざまな想いを巡らせた結果、先のスタイルにより拍車がかかったものとなりました。増田は「生と死」「豊かさと貧困」「愛」「神と仏」「宇宙の始まり」などなど、目には見えない何ものかを鴨長明を筆頭とする先人たちの言葉(暗号、コード)をヒントとして謎解きをし、理解し、視覚化したのです。
増田伸也トークイベント
日時: 2025年1月18日(土)16:00~17:30
会場: S3 Gallery TOKYO
参加費: 無料(先着順、要予約)info@s3gallery.jp
増田伸也/Shinya Masuda
1965年名古屋市生まれ、東京都在住。
自身が幼い頃に祖母より聞いた「形あるものはいつかなくなる」“all things must pass.”という言葉をきっかけに、 腐った食べ物や有機物をモチーフとして、目に見える物質世界と目に見えない精神世界をつなぐ作品を制作している。
フランス料理シェフからフォトグラファー転身。 長野美術専門学校デザインコミュニケーション学科を卒業後、デザイン制作会社の写真部でコマーシャル撮影に従事し、その後、ニューヨーク在住の写真家HASHI氏に師事。現在は作家として活動。
http://www.shinyamasuda.com
- ギャラリー名
S3 Gallery TOKYO
- 住所
東京都豊島区雑司が谷3-6-6 東興ビル103
- 開館時間
月・金 14:00~19:00 / 土・日 ・祝日12:00~17:00
- アクセス
東京メトロ 副都心線 雑司ヶ谷駅 徒歩3分
JR 山手線 目白駅 徒歩2分
都電荒川線 鬼子母神前駅 徒歩2分- URL