「Rose」鈴木光雄 写真展が、兜屋画廊で開催される。
ステートメント
古代から、美や愛の象徴として多くの文化や神話に描かれてきた薔薇の花。
その理由のひとつは、精緻な芸術作品を思わせるその視覚的な魅力にあります。
彩り豊かな花びらが織りなす優美なフォルム、柔らかく繊細な質感、そして重なり合う花びらが生み出す複雑で美しい構造。そのどれもが見る者を引きつけ、多くの画家や写真家が薔薇に魅了され、無数の作品を生み出してきました。
2000年の初個展以来、私は花や植物をテーマにした作品を撮り続けています。なかでも薔薇は、他の花にはない特別な存在感を持つ花です。
大きな庭園、街角の公園、あるいは通りすがりの街路で、陽射しや雨風にさらされながらも気高く咲き誇る薔薇。その姿には、脆く儚い一面と、想像を超える生命力が宿っています。
今回の写真展では、そんな薔薇の持つ多面的な美しさをとらえた作品を展示します。
鈴木光雄
青森県青森市出身。
レンブラント、フェルメールなど17世紀の画家に感銘を受け、油絵とデッサンを学ぶ。
その後写真に興味を持ち、1995年写真家として独立して東京を拠点に活動。2000年より作家活動を始め、日本国内、海外のギャラリーや写真誌、アートフェアで作品を多数発表。
2006年に生活と活動の拠点としてマレーシアに移住。作家活動と並行してマレーシアやシンガポールの広告やポートレート、エディトリアル分野の撮影を数多く行なう。
2010年にマレーシアより日本へ帰国、再び東京を拠点として活動。
http://mitsuosuzuki.com
- ギャラリー名
兜屋画廊
- 住所
東京都中央区銀座6-16-5 銀座さ可井小川ビル7F
- 開館時間
10:30〜18:00(最終日17:00まで)
- アクセス
東京メトロ 日比谷線 東銀座駅 徒歩5分
- URL