⼩林紀晴 写真展「Asia Collection 1991-2024」が、ギャラリー冬青で開催される。
ステートメント
東南アジアを中⼼とした国々へ撮影のために旅⽴ったのは 1991年、23歳のときだった。ファインダー越しに、「遠い⾵景」をつねに求めていた。それから33年ほどの時間がたったが、その思いは変わらず、現在にいたるまで旅を繰り返している。アジアのいくつかの⾵景や街並みは⼤きく様変わりした。完全に消滅したものもある。
ずっとフィルムで撮影し、暗室でプリントしてきた。⼀⽅でこの個展に合わせ、デジタルカメラで撮影したデータをネガ変換し、みずからプリントすることを試みた。
いってみれば、今回のコレクション展は今⽇までの、プリントにおける旅の軌跡である。
トークイベント(要予約)
Vol.1:
1⽉11⽇(⼟)16:00〜17:30
池⾕修⼀(写真編集者)× ⼩林紀晴(写真家)
Vol.2:
1⽉18⽇(⼟)16:00〜17:30
渡部さとる(写真家)× ⼩林紀晴(写真家)
⼩林紀晴
1968年⻑野県⽣まれ。東京⼯芸⼤学短期⼤学部写真技術科卒業。新聞社にカメラマンとして⼊社。1991年独⽴。アジアを多く旅し作品を制作。2000年〜2002年ニューヨーク滞在。近年は⾃らの故郷である諏訪地域でも作品制作を⾏っている。
写真集・著書に『kemonomichi』『愛のかたち』『ニッポンの奇祭』『⾒知らぬ記憶』『東京「⽔流」地形散歩』『まばゆい残像』『孵化する夜の啼き声』『深い沈黙』など。最新刊に『写真はわからない』がある。
1997年『DAYS ASIA』で⽇本写真協会新⼈賞、2013年『遠くから来た⾈』で第22回林忠彦賞受賞。2023年第23回⽇本写真芸術学会賞(芸術賞)受賞。初監督映画作品『トオイと正⼈』でバンコク国際ドキュメンタリー映画祭 2021新⼈監督賞、東京ドキュメンタリー映画祭2021ほか⼊賞。東京⼯芸⼤芸術学部写真学科教授。
- ギャラリー名
ギャラリー冬青
- 住所
東京都中野区中央5-18-20
- 開館時間
11:00~19:00 日・月・祝日休廊(入場無料)
- アクセス
東京メトロ 丸ノ内線 新中野駅 徒歩5分
- URL