アルヴィン・マイグラー 写真展「NOCTURNE」が、ライカギャラリー表参道で開催される。
開催概要
「NOCTURNE」は、2020年からシュトゥットガルト・バレエ団を撮影するアルヴィン・マイグラーが、「偶然と即興に創造的な余地を委ねる」というコンセプトにもとづきダンサーとコミュニケーションを重ね、息の合ったコラボレーションによって完成へと導いた最新シリーズです。本展では、劇場から誘い出されたダンサーたちが夜の街を舞台に舞い踊り、戯れる姿をとらえたスナップショット作品のシリーズから厳選された15点を展示します。展示作品は精巧なカーボンプリントという古典技法によって手作業で制作され、それぞれが唯一無二の作品に仕上げられています。
アルヴィン・マイグラーの『NOCTURNE』は、被写体がポーズをとって撮影されたわけでも、高度な撮影技術によって のみ結実したものでもありません。本作は写真家とシュトゥットガルト・バレエ団のダンサーによる息の合った心地よい コラボレーションによる賜物であり、暗闇の中で舞い踊るダンサーたちは彼らのパフォーマンスと一体になるかのように マイグラーを誘います。そこでは偶然が大きく作用し、これらの写真は過ぎゆく瞬間と陽気な戯れをとらえた日常のス ナップショットなのです。そこにストーリーは存在せず、まるで鑑賞者を深い思考と解釈へと誘うような映画のスチール を彷彿させます。鑑賞者はいきいきとした創造力豊かな登場人物の世界へと引き込まれていきます。優美で完璧な 作品でありつつ、主役であるダンサーたちの高いプロフェッショナリズムとボディ・コントロールを意識させないのは、 「偶然と即興に創造的な余地を委ねる」という稀有なコンセプトに基づいているからでしょう。日常という冒険がたどり 着く先─それは、闇を克服し、優雅さと美しさが支配する世界! なんと素晴らしきユートピアなのでしょう!
シモーネ・クライン(Simone Klein)
アルヴィン・マイグラー Alwin Maigler
1996年生まれ。ドイツを拠点に活動するフリーランスの写真家でありアーティスト。名門シュトゥットガルト美術大学でコミュニケーションデザインを学ぶ。ドイツ写真家協会会員、ドイツフリーランス写真家協会プロフェッショナル会員。
https://alwinmaigler.de/
- ギャラリー名
ライカギャラリー表参道 (ライカ表参道店 2F)
- 住所
東京都渋谷区神宮前 5-16-15
- 開館時間
11:00〜19:00 月曜定休(入場無料)
- アクセス
東京メトロ 明治神宮前駅 徒歩9分
- URL
https://leica-camera.com/ja-JP/leica-galleries/leica-gallery-omotesando