横山創大「REMIND」 が、BOOK AND SONSで開催される。
ステートメント
数年前帰省した時に見た、昔の家族アルバム。
そこに写る今の私より若い父と母。幼い私。まだ生まれていない弟、妹の空白の存在。
写真が持つ純粋な記録性、過去の断片が生む懐古的な感情とは他に
その奥に、私が魅了されている写真の特性が、何かあるように感じた。
自分が写真を撮り続けている理由は何なのか。
20代から30代を過ごす中で起きた周囲の変化により、人間にとっての時間の有限性を感じ、自分が保有する時間の幅を客観視するようになった。
自分という存在、時間の存在を確かめたくなり、意識的に周りのあらゆる「過去」を撮り始めたのが、2020年頃。その作業は私が生まれ育った場所や住んでた家から始まり、家族との出来事、過去の写真、さらには父と母の過去などへ拡大していった。
そしてその過程で気付かされた、自分の過去に対する強い執着心。
この執着というのは時間が全てを消失させていくことへの抵抗であり、
私の写真における重要なテーマである。
私が写真を撮り続ける行為は、
時間を過去として捕獲し視覚化する「写真」という存在を通して行う、
時間とは何なのかといった問いかけなのだろう。
書籍「REMIND」
発売日:2024年7月5日
価格:5.940円(税込)
判型:W210×H280mm×D26mm
製本:コデックス装 200ページ
出版社 GEPPO
横山創大/sodai yokoyama
1988年広島県生まれ。
2015年に都内スタジオ勤務後、横浪修氏に師事。
2017年に独立し、2021年に株式会社 横山創大写真事務所を設立。
https://www.sodaiyokoyama.com/home
https://www.instagram.com/sodai0531/




- ギャラリー名
BOOK AND SONS
- 住所
東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番
- 開館時間
12:00〜19:00(水曜日休館/入場無料)
- アクセス
東急東横線 学芸大学駅 徒歩3分
- URL