「JAPAN / A Love Story 100 Photographs by Michael Kenna」が、代官山ヒルサイドフォーラムで開催される。
開催概要
風景写真家として世界的に知られるマイケル・ケンナ氏(1953年~)。デジタルカメラを使わず、モノクロフィルムによって切り取られる構図は独特の緊張感をたたえ、彼自らの手によるプリントテクニックが生み出す、静謐で神秘的な世界観は、写真ファンだけでなく、プロの写真家をも魅了しています。その作品は、ロンドンのビクトリア&アルバート博物館、フランス 国立図書館、サンフランシスコ近代美術館、東京都写真美術館など、100以上の美術館に所蔵され、世界で最も作品がコレクションされている写真家のひとりです。
ケンナ氏のキャリアは 2024年、半世紀を超えました。本展は、東京・ロンドン・ロサンゼルスの3都市を巡回します。日本をテーマに、初来日した1987年から最近の作品まで未公開・新作を含むオリジナル・プリント約100点で構成される本展は、ケンナ氏が紡いだ日本への恋物語です。映像作家 Richard Bonnet氏による仕事風景を収めた、貴重な映像もご覧になれます。
ステートメント
私が初めて日本を訪れたとき、その美学、精神的かつ宗教的な側面、人々の好奇心や親しみやすさ、寛大さに衝撃を受けました」「その後、真冬の北海道北部を訪れましたが、私にとってそれは冷厳な水墨画、漢字が記された純白のキャンバスのように見えました。それ以来、この場所を愛してやまないのです。
Michael Kenna(マイケル ケンナ)
1953年英ランカシャー生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・プリンティングで学び、卒業後は米西海岸に拠点を移した。現在はシアトル在住。2022年にはフランス政府から芸術文化勲章「オフィシエ」を授与さ れた。日本では京都・奈良・北海道などの風景写真で知られており、日本をテーマにした写真集も数多く出版している。2019年には45周年記念写真展も東京都写真美術館で開催。多くの欧米、日本企業のCMにも写真が使用されている。
所蔵美術館:ビクトリア&アルバート博物館、フランス国立図書館、サンフランシスコ近代美術館、東京都写真美術館など。
主催:日本経済新聞社、FINANCIAL TIMES
企画:PETER FETTERMAN GALLERY
アートディレクション:RAM、GALLERY ART UNLIMITED

Red Crown Crane Feeding, Tsurui, Hokkaido ©Michael Kenna

Hyomon, Study 1, Kussharo Lake, Hokkaido ©Michael Kenna

Sadakichi's Docks, Otaru,Hokkaido ©Michael Kenna

Michael Kenna ©Tsuyoshi Kato
- 会場名
代官山ヒルサイドフォーラム
- 住所
東京都渋谷区猿楽町 18-8
- 開館時間
11:00~18:00(最終日は17:00閉館。入館は閉館の30分前まで)入場無料
- アクセス
東急東横線 代官山駅 徒歩3分
- URL