久家靖秀「In front of near before」が、BOOK AND SONSで開催される。
ステートメント
きっかけは、昨年みた冨井大裕さんの展示でした。
既製品の組み替えからなる数々の作品が展示され、その場をとりかこむ
2800枚あまりの「今日の彫刻」と題された写真たちに衝撃を受けました。
椋本真里子さんとお話しした際には、巨大建築と環境のあいだにある、
人為的境界や近代遠近法的による建築思想についての、
斬新で楽しい視点を教えていただきました。
「写真は彫刻である」
「近代の遠近法による進化論的時間意識の再考」
そうして発想されたテーマは、
「In front of near before 」共感の手前にある境界面と遠近法の辻褄について。
「In front of near before」というタイトルは、
Google翻訳だと「前に近い前に」、DeepL翻訳では「手前」と翻訳されます。
逆に入力しても逆の出力はされませんでした。
(冨井大裕さんと椋本真里子さんには展示にご協力をいただきました。感謝して御礼申し上げます) 久家靖秀
久家靖秀
写真家。美術、工芸、デザイン、舞台芸術など、さまざまな創造の現場を撮影。
主な作品に『アトリエ』(FOIL)、『Mnemosyne』(HeHe)、『ニッポンの老舗デザイン』(マガジンハウス)、『デザインの原形』(日本デザインコミッティー)など。近年では、作家、クリエイターとの対話を基にした文筆活動も行う。
https://kugeyasuhide.com/
- ギャラリー名
BOOK AND SONS
- 住所
東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番
- 開館時間
12:00〜19:00(水曜日休館)
- アクセス
東急東横線 学芸大学駅 徒歩3分
- URL