セルカン・ギュネシュ写真展「WITHIN」が、FUJIFILM PHOTO SALON Space2で開催される。
開催概要
本写真展の作品が撮影されたスウェーデンのラップランド地方は、スウェーデン北部の北極圏に位置し、ヨーロッパに残された最後の手つかずの大自然が広がる場所と呼ばれています。
セルカン・ギュネシュ氏はその美しい大自然に魅せられ、ストックホルムからラップランドに移り住みました。本写真展のタイトル「WITHIN」には、ギュネシュ氏が移住先であるラップランド地方の北極圏の中で、作品を制作しながら自らの夢を追い続けるという思いが込められています。
このラップランドの大自然を際立たせているのは、真夏の夜(白夜)の大気の輝きや真冬の薄明かりなど、北極圏の独特な光です。夕暮れから夜明けにかけて、深く凍った風景を淡紅色・深紅色・紫色・青色へと変化させる豊かな色合いの光線が地平線の向こうから差し込むなど、セルカン・ギュネシュ氏が作品制作において最も大切にしている風景がそこに広がります。
セルカン・ギュネシュ
1980年、トルコのイスタンブールで生まれ、2000年にスウェーデンに移住。22歳の誕生日に初めて自分のカメラを手にし、それまでギターに注いでいた情熱が写真作品の制作に移り彼の生活は一変した。そのカメラとともに、スウェーデン国内の森林地帯や湖、群島などさまざまなところを訪れる中で、「Nordic Light(オーロラ)」と出会った。
セルカン・ギュネシュは、18~26歳の若手写真家を対象とした「エリック・ホスキング賞」をスウェーデン人として初めて受賞した人物である。同賞のコンテストはBBC Wildlife Magazineとロンドン自然史博物館が毎年開いており、今日の野生動物をテーマとした写真において最も権威のある賞のひとつとされている。また、スウェーデンの環境保護庁から2009年のNature Photographer of the Yearに選出された。彼の作品は欧州をはじめ世界各国で写真集として出版されている。スウェーデン自然写真家協会のメンバーでもある。
風景写真を特に愛する彼の写真は詩的な独特のセンスで切り取られており、自然の本質を捉えている。
https://www.serkangunes.com/
- ギャラリー名
FUJIFILM PHOTO SALON Space2
- 住所
東京都港区赤坂9丁目7番地3号 東京ミッドタウン・ウェスト1F
- 開館時間
10:00~19:00 (最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで)会期中無休
- アクセス
東京メトロ 日比谷線 六本木駅 徒歩4分
- URL