現代ドイツを代表する映画監督・写真家である、ヴィム・ヴェンダースの展覧会「ヴィム・ヴェンダースの透明なまなざし」 が、N&A Art SITEで開催される。
本展は、「恵比寿映像祭2024『月へ行く30の方法/30 Ways to Go to the Moon』」の地域連携プログラム。
開催概要
ヴェンダースは1971年の長編映画デビュー直後からニュー・ジャーマン・シネマの旗手として注目を集め、『ことの次第』(82)でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞、『パリ、テキサス』(84)でカンヌ国際映画祭パルム・ドール、『ベルリン・天使の詩』(87)でカンヌ国際映画祭監督賞受賞と、国際的な活躍を続けます。さらに、第76回カンヌ国際映画祭に出品し、主演を務めた役所広司が最優秀男優賞を受賞した最新作『PERFECT DAYS』(23)でも国内外から注目を集めています。
写真家としても、ポンピドゥーセンターでの『Written in the west』展(83・フランス)を皮切りに、ビルバオ・グッゲンハイム美術館(02・スペイン)、上海美術館(04・中国)など、世界中の美術館で展覧会が開催されています。
本展では、ヴェンダースが「究極のロードムービー」と称する『夢の涯てまでも』(91)のクライマックスシーンから生み出された、鮮烈な色彩の電子絵画作品「Electronic Paintings」(91)に加え、『パリ、テキサス』ロケ時にヴェンダースが撮影し、写真家としての氏の才能を知らしめたアメリカ中西部の風景写真「Written in the west」(83)シリーズを展示します。
ヴィム・ヴェンダース|Wim Wenders
©Peter Lindbergh
1945年ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。ミュンヘン大学で映像制作を学び、1967年から映画監督としての活動を開始する。長編映画デビュー作『ゴールキーパーの不安』(71)で第32回ヴェネツィア国際映画祭 国際映画批評家連盟賞を受賞。その後も『ことの次第』(82)でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞、『パリ、テキサス』(84)でカンヌ国際映画祭パルム・ドール、『ベルリン・天使の詩』(87)でカンヌ国際映画祭監督賞、『ミリオンダラー・ホテル』(00)でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞と、国際的な活躍を続ける。大の親日家でもあり、85年には、小津安二郎監督へのオマージュ作品『東京画』を製作。最新作『PERFECT DAYS』(23)では、主演を務めた役所広司がカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞し、国内外から注目を集めている。
写真家としても、ポンピドゥーセンターでの『Written in the west』展(83)を皮切りに、ビルバオ・グッゲンハイム美術館(02・スペイン)、上海美術館(04・中国)など、世界各地の美術館で展覧会を開催。2022年には第33回高松宮殿下記念世界文化賞(演劇・映像部門)を受賞。
https://www.wim-wenders.com/
- ギャラリー名
N&A Art SITE
- 住所
東京都目黒区上目黒1-11-6
- 開館時間
12:00〜17:00(日・月・祝 休廊)
- アクセス
東急東横線 中目黒駅 徒歩5分
- URL