松井正子写真展「Winter Wanderings Ⅳ -Japan,2021~2023-」が、photographers’ galleryで開催される。
開催概要
松井正子は 1970年代より、政治・宗教・文化の異なる国々で感じた共通の情緒を掬い取りたいと考え、ポルトガルとそのかつての植民地をはじめ、海外で撮影した写真を発表してきました。今回の展示は、2022年より続く「Winter Wanderings」シリーズの4回目です。新型コロナウイルスにより活動範囲を狭めざるを得なかった2021年から2023年に日本で撮影された「冬の旅」の風景を展示します。
ステートメント
「余分な飾りがなくなる冬は、風景が本来の形を現す。私が旅するのを好んだ季節であった。昔から遠くまで行くのだと何かに追われるように旅をし続けた。 冬の旅は、孤独であることの清々しさを感じることができる。 その中で、消えていく人の営みの痕跡や、時を重ねて変化する被写体の過去や未来に続く『時の扉』が見え隠れする。しかし、当たり前であったことが揺らいでいた閉塞した時期の撮影であったためか、思考を縛る言葉から解き放たれて『今は冬、たったそれだけ』という風景を撮影したいと思った。
撮影地:
北海道檜山郡江差町・函館市、青森県八戸市鮫町、栃木県足尾市・日光市、茨城県桜川市真壁町・久慈市太子町、千葉県香取市・佐原市、富山県南励市城端町・富山市岩瀬港町・高岡市・氷見市
松井正子
東京都生まれ。上智大学卒。ワークショップ荒木経惟教室で写真を学ぶ。
写真展
1975年 個展 (荻窪シミズ画廊・東京)
1977年 「海からの影 ―ポルトガル」(PUT・東京)
1987年 個展(room801・東京)
2000年 「Six days in Vladivostok-ウラジオストクの6 日間」(photographers’ gallery) 2000 年「Japan in my mind-記憶の日本」(KURA)
2021年 「聖顔―Holy Countenance」(photographers’ gallery)
2021年 「Japan in my mindⅡ―不忍池」(photographers’ gallery)
2022年 「Winter WanderingsⅠ-South Korea,1981/82-」(photographers’ gallery) 2022 年「Winter WanderingsⅡ-South Korea,1981/82-」(photographers’ gallery) 2023 年 Winter WanderingsⅢ-Azores,1978/2019-」(photographers’ gallery)
- ギャラリー名
photographers’ gallery
- 住所
東京都新宿区新宿 2-16-11-401
- 開館時間
12:00〜20:00 会期中無休
- アクセス
東京メトロ 副都心線 新宿三丁目駅 徒歩7分/JR 新宿駅 徒歩12分
- URL