【没後5周年】森永純写真展「モーメント・モニュメント」が、gallery bauhausで開催される。
開催概要
1961年、岩波映画製作所の写真部に勤務していた森永は、日立製作所創業50周年記念事業の写真撮影のため来日していたユージン・スミスから突然連絡をもらいます。ユージンとの運命的な邂逅の後、森永は岩波映画を退職、ユージンの日立製作所撮影のアシスタントを約一年間務めます。
ユージンが帰国した後、森永はフリーの写真家として活動を始め、1967年に30歳を機にニューヨークへ渡ります。そこでアンダーグラウンド映画を上映する映画館で切符売りのアルバイトなどしながら、森永はニューヨークの街を撮影します。
一年半のニューヨーク滞在で撮影した写真は、帰国後の 1969年銀座ニコンサロンで「モーメント・モニュメント」と題した写真展を開催、翌年「日本写真批評家協会新人賞」を受賞します。
今年は森永純没後5周年、撮影から56年の時を経て、森永純の真のデビュー作を自身による渾身のプリントで公開いたします。
*モノクローム(ゼラチン・シルバー・プリント)作品、約50点を展示。
森永 純
1937年 長崎市生まれ
1944年 佐賀県へ移住
1960年 日本大学芸術学部 写真学科卒業 「河-累影」制作
1961年 岩波映画製作所 写真部在籍
1962年 写真家 W・ユージン・スミス氏の助手を務める
1967年 ニューヨークに渡る
1969年 個展「モーメント・モニュメント」(ニコンサロン)
1970年 「日本写真批評家協会新人賞」受賞
1971年 個展「オリジナルプリントʼ60~ʼ71」(画廊春秋)
1975年 個展「波-海」(ニコンサロン)
1977年 「現代日本写真家展」参加(オーストリア・グラーツ市立美術館)
1978年 個展「都市の眺め」(ニコンサロン銀座)
1978年 写真集「河-累影」を出版(邑元舎)
1979年 「イタリア・ヴェネチア・ラ・フォトグラフィ展」参加
1984年 個展「都市の眺め」(ニコンサロン銀座)
1994年 個展「波-海」(ローレンス・ミラー・ギャラリー〈ニューヨーク〉)
1996年 個展「砂浜」(ニコンサロン銀座)
1998年 個展「河-累影、波-海」(Raab ギャラリー〈ベルリン〉)
1999年 オランダ・フローニンゲン「北の光」展参加
2003年 個展「波-海」(ホワイト・ルームギャラリー〈ロサンゼルス〉)
2009年 個展「瞬-揺」(エプサイト)
2014年 写真集「WAVE ~All things change~」を出版(かぜたび舎)
2016年 個展「WAVE」gallery bauhaus
2018年 4月5日、心不全のため死去。80歳没
- ギャラリー名
gallery bauhaus
- 住所
東京都千代田区外神田2-19-14
- 開館時間
11:00~19:00(日、月、祝休館)有料: 一般・学生 800円 中学生以下は無料
*一部作品販売あり- アクセス
JR、東京メトロ 丸の内線 御茶ノ水駅 徒歩5分
- URL