安永ケンタウロス写真展「宇想夢奏 ~usou m usou~ 」が、CURATOR’S CUBEで開催される。
紹介文
本作は、写真家 安永ケンタウロスが東川町に移住して6年ののち、移住の本質的な答えを見出した一つだと言います。
それは、”何気ない気配とともに身を取り巻く不可思議な水の存在”でした。
前作「水辺のポートレート」では、北海道を中心にまとめた川や湖、水と鑑賞者の心情を投影させる試みに挑戦し、そのときの思考の延長上に感じたことが本作のテーマとなっています。
写真を撮ること以外に水についての接点として竹尾ペーパーを通じて、人間国宝の岩野市兵衛さんの和紙に出会う機会がありました。
市兵衛さんの撮影に伺った際、“和紙はそれ自身を作る際に水が必要だったこと”に気付かされました。
写真も本来、水にふれることで映し出される、そもそも水が必要なものでした。
今回のテーマでもある、“身の回りに存在する空気中の水”と呼応するように写真を和紙に定着させることで、捉えたい空気感をとどめることができたのではないかと思います。
製作協力:岩野市兵衛、FLATLABO、紙の温度、TETOTETO、Wajue washi-warx、竹尾ペーパー
デザイン:三澤遥、水野真由 (日本デザインセンター 三澤デザイン研究室)
会場構成:村山圭 (virt.)
安永ケンタウロス
フィリピン生まれ。
株式会社アマナ入社。2015年、フリーランスとして活動。2020年、kKkK inc.設立。
広告をメインに雑誌や書籍の撮影も手掛ける。交通広告グランプリ、サインボード優秀作品賞を受賞。日経産業新聞広告賞 情報・エレクトロニクス部門賞。日経BP広告賞優秀医療広告賞。毎日広告デザイン賞 優秀賞。 D&AD In Book賞など、受賞多数。
これまで手掛けた作品集に、『デザイン物産展ニッポン』『Sony Design:Making Modern』『GAJOEN』『iro』など。
2018 『北海道の欠片たち』グループ展 (mont bell salon)
2019 『old new』グループ展 (東川町)
2020 『 水辺の記憶 』展 (SUNDAY Gallery)
2022 『 Memory of waterside ~水辺のポートレート~ 』展 (北の住まい設計社 K’s Gallery)
上質な質感と静謐な世界観が持ち味。東川町と東京の二拠点で活動中。コマーシャルの世界で培った技術と感性で新たな世界の捉え方を自身の展示や広告などで発表している。
新たな表現の幅を広げるため8×10での作品制作等、精力的に活動中。
https://www.kentaurosyasunaga.com/






- ギャラリー名
CURATOR’S CUBE
- 住所
東京都港区西新橋2丁目17−1 八雲ビル 3F
- 開館時間
12:00~19:00(会期中無休 入場無料)
- アクセス
東京メトロ 虎ノ門ヒルズ 徒歩5分 JR 新橋駅 徒歩11分
- URL