小見山峻写真展「call, overhaul, and roll」が、BOOK AND SONSで開催される。
紹介文
「現実の出来事に対する視点を記録する」という写真の本質を突き詰め、コンピュータによる合成加工などに頼ることなく、グラフィカルな世界を建築する写真家 小見山峻。
今作『call, overhaul, and roll』は写真家 小見山峻による約4年ぶりの写真集。
効率の良さが圧倒的正義になりつつある現代社会。
その中で「迷う」ということのポジティブな意味を追いかけ、実際に自らが、ならば迷うだけ迷ってみせよう、という決意のもと小見山の住む横浜から札幌まで、バイクに跨り、彷徨い寄り道を繰り返しながら走り抜けたロードトリップの一部始終を記録したもの。
閉塞した社会からの脱出、死別した親友への葬い、徹底的な物理的孤独への願望、そしてバイク
だからこそ感じられる風の肌触りへの欲求…
様々な感情に後押しされ飛び出したこの旅は、写真家ではなく一人の人間としての逃避行であり、決して撮影をすることは目的としてはいなかった。
結果、記録として残していたこれらの写真たちは、これまで以上に純粋な好奇心を浮き彫りにするものたちとなりました。
本展示では、1Fと2Fのスペースを使用し、約60点の作品を展示いたします。
小見山峻
神奈川県横浜市出身。「現実の出来事に対する視点を記録する」という写真の本質を突き詰め、コンピュータによる合成加工などに頼ることなく、グラフィカルな世界を建築する。
2018年JWアンダーソン主催の“YOUR PICTURE / OUR FUTURE”にて日本人で唯一ファイナリストに選出されるなど、海外からの注目も集め、同年に初の写真集「hemoglobin」を出版。
主な個展に同名の「hemoglobin」、「冴えない夜の処方箋」、KYOTO GRAPHIE KG+「なにものでもないものたちの名づけかた」など。
2021年に渋谷PARCO 10F屋上スペースを全面的に使用した大規模インスタレーション展示「風が応える」を開催するなど、常に「写真」でありながら、そのアウトプットは多岐にわたる。
https://www.shunkomiyama.com/
https://www.instagram.com/shun_komiyama/
- ギャラリー名
BOOK AND SONS
- 住所
東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番
- 開館時間
12:00〜19:00(水曜日休館)
- アクセス
東急東横線 学芸大学駅 徒歩3分
- URL