アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」を運営する株式会社The Chain Museumは、これから更なる期待がされるアーティストに制作活動の場を提供する、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムを今秋から実施する。初回のレジデンスはアーティストの友沢こたおさんが参加した。
本プログラムの目的は、これから期待されるアーティストの制作のサポート、また国内の芸術文化振興の一助となることを目指す。そして滞在するアーティストが、普段の制作の場と違う、自然豊かで静かな環境に身を置くことで制作に没頭し、今までにない新たな創作の視点やインスピレーションを見出す機会を提供していく。
初回のレジデンスに参加したのは、アーティストの友沢こたお。現在、東京藝術大学大学院美術研究科に在学し、スライム状の物質と有機的なモチーフが絡み合う独特な人物画が特長。シンプルな構成ながら、物質の質感や透け感、柔らかさのリアルな表現が見る者に強い印象を与える、注目の若手アーティスト。
レジデンスは妹島和世建築設計事務所が1994年に設計した個人邸にて実施され、自然豊かな環境の中で作品を制作。コロナ禍での実施であるため安全を考慮し、レジデンス会場での作品の発表の場はなく事後での公開となっている。
制作された原画作品2点と原画を元にしたプリマグラフィ(複製画)を、2022年10月11日 13:00〜10月25日 23:00まで、エントリー制にてArtSticker限定で販売。今後は地域や企業間で連携し、アーティスト・鑑賞者・地域とそれぞれの関係性が育まれるような出逢いの場を創出していく。
詳細:https://artsticker.app/events/1538
友沢こたお
1999年フランス・ボルドー生まれ。
スライム状の物質と有機的なモチーフが絡み合う独特な人物画を描く。
シンプルな構成ながら、物質の質感や透け感、柔らかさのリアルな表現が見る者に強い印象を与える。
東京藝術大学美術学部絵画学科油画専攻で学び、2019年度久米賞受賞、2021年度上野芸友賞受賞と、早くから注目される。
近年の個展に、「SPIRALE」(PARCO MUSEUM TOKYO、東京、2022)「Monochrome」(FOAM CONTEMPORARY、東京、2022)「caché」(tagboat、東京、2021)、「Pomme dʼamour」(mograg gallery、東京、2020)、グループ展に「Everything but…」(Tokyo International Gallery、東京、2021)などがある。
現在、東京藝術大学大学院美術研究科在学中。
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