アラハマカズ写真展「COLONY」が、BOOK AND SONSで開催される。
紹介文
スチルライフフォトグラファーとして雑誌、広告などで幅広く活動する写真家 アラハマカズ。
本作「COLONY」は、20年以上広告の世界で活動してきたアラハマが、漠然と脳裏にあった社会への問いかけを100円ショップの商品を使って表現したもの。
被写体となるのは安全ピンや紙コップなど、工場で大量生産され消費されていく日用品たち。
それらを整然と並べ、積み重ねるといった単純な行為を繰り返すうちに、まるで人間社会の風景を俯瞰しているように感じたとアラハマは言います。
膨大な時間をかけ単純な行為を反復する中で生まれてくる、個体それぞれの表情。
静止写真の中にも能動的な運動を感じさせるアラハマの作品には、撮影までの時間や過程、空間の広がり、シャッターを押す瞬間に至るまでの気持ちなど、「物」を通して向き合う自身の思考が写し出されており、
いつしか「物」たちはアラハマの無自覚な意思によって群衆となり世界を更新していきます。
本展では1Fから3Fまでの空間を使用し、26点の作品を展示いたします。
写真のフレームの外にまで広がる「コロニー」の空間や、時間の流れをぜひ会場でお楽しみください。
KAZ ARAHAMA
1988渡米。Fashion Institute of Technology in N.Y. 写真学科卒。
still life photographerとして独立後、2004年に東京に拠点を移し、広告や雑誌などで活動する。
都市風景を独自の技法でスナップした写真展「T o T
http://www.kazarahama.jp/
- ギャラリー名
BOOK AND SONS
- 住所
東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番
- 開館時間
12:00〜19:00(水曜日休館)
- アクセス
東急東横線 学芸大学駅 徒歩3分
- URL