#NEWS & REPORT Digimic Photo Book「Neophobia　MARCO × GIMICO」

Digimic Photo Book「Neophobia　MARCO × GIMICO」が、SWEET TYPHOONより発売される。

これは、フォトグラファー兼ディレクターのMARCOさんと、義足モデルGIMICOさんによる新感覚のデジタル写真集プロジェクトで、Apple Booksより配信される。

紹介文
義足という障害に福祉的なメッセージを込める訳ではなく、あくまで誰にも真似できない個性・アーティスティックな素材として様々な撮影やパフォーマンスでモデル業に向き合ってきたGIMICO。
2009年に義足モデルとして活動を始めてから唯一無二の存在感でエンターテインメントやアートの世界で活躍の場を広げ、 2016リオパラリンピック閉会式、2020東京パラリンピック開会式でのパフォーマンスを経て、よりメジャー感を帯びてきましたが、 それでもまだ “義足モデルの写真” というとどこか身近なものではなく、 アンダーグラウンドな空気を纏っています。
ダイバーシティ＆インクルージョンが謳われる今の時代においても、今まで接したことのない新奇な存在である義足モデルのアート写真を目にした時、違和感を持つ人もいるでしょう。なぜそう感じてしまうのだろうと新しく芽生えた感情とどう向き合うのか、それぞれの中で立ち戻るきっかけになって欲しい。「多様性」を認めるだけでなく、共存していくための一歩は知らない存在を知る事ではないか、と考えています。

「Digimic Photo Book」について
数々の写真集やカレンダーを制作する中で、紙の写真集に追従するだけのデジタル写真集のあり方や、逆にリアルである事の価値を活かしきれていない印刷写真集に歯痒さを感じるようになっていました。
デジタルではデジタルでしか表現できないこと、
印刷では印刷でしか表現できないこと、
相互の良さをそれぞれのベクトルで、より深めていかなければデジタルにも印刷にも未来はないのではないか、という思いのもと、自費出版でデジタル写真集の制作を始めました。
印刷では表現できない、写真とムービーが並列にある世界。 YouTube や TikTok とは違う、写真と音が一体になって表現される世界。
SNS や Website のスクロールではなく、本をめくるように没入していく感覚。
時代に合った新しいデジタル写真集の形。
この特別な写真集を『Digimic Photo Book』と名付けました。
MARCO

Apple BooksリンクURL
http://books.apple.com/us/book/id1619740059




GIMICO（ギミコ）/ MODEL
中学2年生の時に骨肉腫のため右足大腿を切断、義足となる。2009年より日本で初めての義足モデルとして活動を開始。2010年 森美術館「医学と芸術展」で蜷川実花デザイン義足のモデルを務めたのを皮切りに、そのエッジの効いた存在で多くの作品に出演。著名フォトグラファーの被写体、ミュージックビデオ、CM、ラジオ、イベントやショーなど一つのジャンルに捉われることなく常に大胆に表現を続け、それらを通じて今までにない新しい価値観が生まれている。2016年リオパラリンピック閉会式フラッグハンドオーバーセレモニー、2020年東京パラリンピック開会式出演。ダイバシティームーヴメントの先駆け的アイコンとして国内外問わず活躍中。
http://gimico.tokyo
https://www.instagram.com/gimminnie_

MARCO （マルコ）/ PHOTOGRAPHER、CREATIVE DIRECTOR
長野県出身。2003 年慶應義塾大学在学中より蜷川実花氏に師事。2008 年より活動開始。ヴィヴィッドな色彩バランスと、フットワークの軽いグラフィカルな画面構成力で数多くの雑誌媒体をはじめ、広告、CDジャケット、タレントカレンダー、写真集など幅広く活動。写真展での作品発表も精力的に行う傍ら、伊勢丹でのポップアップショップの開催など、写真を使ったグッズでも人気を集めている。
http://marco149.com
https://www.instagram.com/marco149