須藤和也写真展「沈黙の隣に」が、BOOK AND SONSで開催される。
紹介文
写真撮影・映像制作を軸に、プロジェクト制作を行うクリエイティブプロダクションdiscovery goの代表であり、京都 清水寺を撮影する写真家としても活動している須藤和也氏。愛知・京都を拠点に、出会いと発見をテーマに日本の文化や営みを写真と映像で記録しています。
須藤氏が茶事懐石料理人・半澤鶴子氏と出会ったのは2020年2月のこと。
お茶とは…、時間とは…、命とは…。いくつもの時間を共にし、一年間にわたる撮影を経て出版された写真集「鶴子」には、京都 八瀬の学び舎で、春夏秋冬の自然からのささやきに耳を傾けた一年の記録が収められています。
誰もいない景色に射す美しい陽光、花と土と光の時間ー
作品にはそこに確かに存在する静謐な自然の美しさが収められており、
自然の静けさに心を寄せる時間そのものが、今と向き合う行為であることを写真と通じて提示します。
本展では写真集「鶴子」に収録されている作品に加え、半澤氏が京都 大徳寺で定期的に行なっている茶事の様子を捉えたモノクロ写真を展示いたします。
静粛で緊張感のある所作や事象を収めた写真からは、半澤氏の今という時間に対峙する気配が感じられます。
また関連イベントとして、半澤氏による一服の席をご用意しておりますので、ぜひこの機会にご参加ください(オンラインストアより予約)。
静かに佇む自然の姿を、ぜひ会場でお楽しみ下さい。
須藤和也
1980年愛知県生まれ。写真家。
2013年より京都 清水寺を撮影するフォトグラファーとして活動を開始し、
2016年の清水寺で写真展 ”INSIGHT”を開催。
2021年、「鶴子」(半澤鶴子著)を出版。
半澤鶴子
1943年生まれ。
1973年に保育園勤務を経て30歳で料理講師に。
1983年、40歳にして「茶事懐石」にしぼって活動するため出張料理人に転身、全国行脚の旅に出る。
現在は千葉 東金、京都 八瀬を拠点に茶事教室を開き、京都 大徳寺で茶事も続けている。
近年ではオンライン講座を開始するなど精力的に活動を続け、先人の知恵受け継ぎ体現することを大切にしている。
2021年、自身の喜寿を記念し、写真集「鶴子」を制作。
関連イベント「夜咄」
2022年1月14日(金)16:00 / 17:00 / 18:00
2022年1月15日(土)16:00 / 17:00 / 18:00
1日3回、各回10名限定の半澤鶴子氏による一服の席を設けます。
静寂と蝋燭一つの灯の中、わずかに感じる光と音をお楽しみください。
参加費 一人500円・オンラインストアより事前予約制
予約:https://store.bookandsons.com/?pid=165763769
- ギャラリー名
BOOK AND SONS
- 住所
東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番
- 開館時間
12:00〜19:00(水曜日休館)
- アクセス
東急東横線 学芸大学駅 徒歩3分
- URL