ジェラール・グラナール写真展「Jazz à Paris モノクロームで聴く」 が、リコーイメージングスクエア東京ギャラリーAで開催されている。
紹介文
19世紀末から20世紀の初めにニューオリンズで生まれたジャズは1930~40年代にかけて黄金期を迎えます。そして1940年代からモダンジャズ時代へと変化していきます。1950年以降はヨーロッパでジャズシーンを撮影する多くの写真家が現れます。今回の写真展そのなかのひとりパリ在住のジェラール・グラナールの作品を展示いたします。ジェラール・グラナールはパリのジャズクラブでチェット・ベーカー、ニーナ・シモン、エラ・フィッツジェラルドなど巨匠たちを撮影します。
中判カメラを使用して自らの手による珠玉のモノクロームプリントは必見の価値があります。グラナールの暗室技術はプリントアーティストのフィリップ・サルーンから学び暗室機材を譲り受ける関係にありました。ジャズシーンにはモノクロームが似合うという、ゆるぎない関係を絶対的な構図で表現しています。モノクロームで奏でるジャズシーンを30点のゼラチンシルバープリントで展示、販売いたします。
ステートメント
ジャズシーンの撮影においてポートレイトとステージ上のパフォーマーを写す2つのテーマがありました。さらに人間性に対する私の情熱とジャズミュージシャンのパフォーマンスが生み出す熱量をつかむことは私にとってもう一つの重要な挑戦でした。さらに撮影後に数十年を経て再び暗室でプリントできる喜びを体感しています。
ジェラール・グラナール
1948年パリ生まれ。
1973年パリ中心部にある中央卸売市場の解体を撮影することが写真を始めるきっかけとなりローライフレックスを購入。「Baltard – Les Halles de Paris – 1853-1973」に掲載される。職業写真家になる道は選ばず、生計は他の仕事で立てながら発表を続ける。1980-90年代にパリにあるジャズクラブでジャズミュージシャンを撮影。ジャズシリーズの他、建築やアジア紀行など。常にモノクロームで表現している。
【展示のジャズミュージシャン】
チェット・ベーカー、ドン・チェリー、ディジー・ガレスピー、ファラオ・サンダース、スタン・ゲッツ、エルヴィン・ジョーンズ、ハンク・ジョーンズ、スティーヴ・レイシー、アーチー・シェップ、ジョン・バティステ、ヴィクター・ラズロ、ニーナ・シモン、エラ・フィッツジェラルド
- ギャラリー名
リコーイメージングスクエア東京ギャラリー
- 住所
東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)
- 開館時間
10:30~18:30(最終日16:00終了)火・水休み
- アクセス
JR 新宿駅 西口」徒歩約8分
- URL
https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/community/squaretokyo/