TOPEDITOR'S BLOGいま注目のアーティスト「友沢こたお」

#EDITOR'S BLOG いま注目のアーティスト「友沢こたお」

2021年8月25日〜9月5日

いま注目のアーティスト「友沢こたお」

最近気になっていたアーティスト、友沢こたおさんの作品を生でみたいと思い、「新藤杏子、スガミカ、友沢こたお、グルーブ展『face to face』」が開催されているBunkamura Box Galleryへ。

Bunkamura Box Galleryは渋谷駅から徒歩約7分。

Bunkamura Box Gallery正面。

友沢こたおさんは「描けば売れる」という超人気アーティストで、今や様々なギャラリーから引っ張りだこの状態だそうだ。

高く売れるとか、すぐ売れるとか、ビジネス的な視点で見てしまうのはよくないな 笑。
しかもまだ東京藝大の学生というから驚かされる。

スマホやPCのモニターでみた時は、CGのような質感に見えたのだが、彼女の作品は油絵具で描かれている。実際にBunkamura Box Galleryでリアルを見ると、筆の質感の生々しさが伝わる。

特にこの赤ん坊の作品、一度見ると本当に忘れられない。マットな質感の肌と独特なスライムの光沢感。人によって受け取り方は様々だが、コロナ禍での“悶々とした社会の空気感”だったり、“次世代のコミュニケーション”(まるで赤ん坊どうしが会話しているような)に見えたり…。

呼吸ができない息苦しさ(たぶん)と、ギャップを感じさせるクリアな瞳に、強烈な違和感を植え付けられ記憶に刻まれる。

彼女の作品は「シズル」と「シンプルな構図」「少し硬めの光」が特徴。スライムに光があたったところのヌメリ感が、人肌ではありえないCGっぽい身体に生命が吹き込まれたかのように感じる。

こたおさんは、自身がスライムを被って、肌感覚を体感しているようです。またそういった作品もある。

その情報を他媒体で読んだ時、現代アーティストの塩田千春さんが、作品制作で自身が地面に首まで埋まったり、泥のバスルームで映像作品を作るなどされていた事を思い出した。作家にとって「皮膚で記憶すること」は重要な通過点なのかもしれない。

これからどのような作品が生み出されるのか、注目したい。

ギャラリー横のウォールにも作品が掲出されている。

ギャラリー名

Bunkamura Box Gallery

住所

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

開館時間

10:00~19:00

アクセス

JR 渋谷駅 徒歩7分

URL

https://www.bunkamura.co.jp/gallery/exhibition/box_210825face.html

SHOOTING編集長・フォトプロデューサー

坂田大作

Web Magazine「SHOOTING」編集長。株式会社ツナガリ代表。フォトディレクター、エディター、プロデューサー。

Webサイトを運営する傍ら、約600ページの「SHOOTING PHOTOGRAPHER + RETOUCHER FILE」を9年連続で発行。アマナトークラウンジや、日本最大の写真イベント「CP+」で毎年多くのステージを企画・登壇するなど、「写真」を軸に、ウェブ、出版、トークイベント等、メディアの垣根を超えて活動している。

https://shooting-mag.jp/
SHOOTING チャンネル (youtube)

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