窓際に花を置いて撮影する。
差す光は変わらなくとも、光が描く表現はこれから大きく変わっていこうとするだろう。
かつて、1920年代に第一次世界大戦とスペイン風邪が収束した後、写真表現がピクトリアリズムからストレート写真へ転換したように。
大和田 良
Photographer
大和田 良(Ryo Ohwada)
1978年 宮城県生まれ。
東京工芸大学芸術学部写真学科卒業、同大学院メディアアート専攻修了。
2005年 スイスエリゼ美術館による「ReGeneration. 50 Photographers of Tomorrow」に選出され、以降国内外で作品を多数発表。代表作に盆栽をテーマにした「FORM」、ワインの色を捉えた「Wine collection」など。
2011年 日本写真協会新人賞受賞。著書に『prism』(青幻舎)、『叢本草』(kesa publishing)、『FORM』(深水社)等。東京工芸大学芸術学部非常勤講師。最新刊『R』がkesa publishingより発売中。
http://www.kesapublishing.com/