「⿊痕、沈む光 ‒⼟佐⽩⾦紙‒」が、PGIで開催される。
本展は、「⼟佐⽩⾦紙」を使⽤した10名の写真家の作品を展⽰する。それぞれ異なる作⾵を持つ作家たちが、本紙の特性を最⼤限に活かし、他では得られない質感と奥⾏きを追求する。
開催概要
プラチナプリントのために開発された特別な和紙「土佐白金紙」を使用した作品による展覧会です。高知県いの町で製作されたこの和紙は、国産のと雁皮を原料とし、繊細な質感と高い耐久性を併せ持ちます。作風の異なる写真家たちが、その特性を最大限に活かして制作した、深みと奥行きを湛えた作品の数々をご紹介いたします。プラチナプリント × ⼟佐和紙が⽣み出す表現の可能性をぜひご体感ください。
(プラチナプリント以外の技法での出展もあります)
出展作家
井津建郎/伊藤義彦/川⽥喜久治/櫻井尚⼦/志鎌猛/マーク&クリスティン・シンク/清家正信/サラ・ムーン/⼋⽊清/吉岡さとる
「⼟佐⽩⾦紙」について
「⼟佐⽩⾦紙」は、いの町地域雇⽤創造協議会の⽀援のもと、吉岡さとる⽒、⼭根綾⼦⽒の協⼒を得て、若⼿の紙漉き職⼈グループ「⼟佐の⼭・紙資源の会」と弊社で共同開発した和紙です。試作とテストプリントを重ね、プラチナプリントに理想的な特性を追求しました。
世界的に⾼まる和紙への関⼼
プラチナプリントの⽀持体として和紙の需要は年々⾼まっており、特に雁⽪紙の緻密さと透明感、洋紙にはない繊細な質感が評価されています。しかし、雁⽪紙は温湿度の影響を受けやすく、縮緬皺や折れがつきやすいなど扱いにくさの問題があります。
「⼟佐⽩⾦紙」の特⻑
こうした問題を解決するため、「⼟佐⽩⾦紙」では、いの町吾北産の楮を主成分とし、国産雁⽪を配合しました。熟練した紙漉き職⼈が繊維を傷めないよう細⼼の注意を払って仕上げることで、⻑期保存に適した耐久性を実現した、プラチナプリントの特性である「500 年の保存性」を最⼤限に活かす、理想的な⽀持体となっています。2013年の発売以来、国内外の写真家やプリンターから⾼い評価を受けています。

©️Hisako Sakurai, courtesy of PGI

©️Kikuji Kawada, courtesy of PGI

©️Satoru Yoshioka, courtesy of PGI

©️Masanobu Seike, courtesy of PGI

©️Kiyoshi Yagi, courtesy of PGI
- ギャラリー名
PGI
- 住所
東京都港区東麻布2-3-4 TKBビル3F
- 開館時間
月~土 11:00~18:00(日・祝日休廊)入場無料
*夏期休廊:8 ⽉ 12 ⽇(⽕)〜16 ⽇(⼟)- アクセス
東京メトロ 神谷町駅 徒歩10分 都営大江戸線 赤羽橋駅 徒歩7分
- URL