蓮井幹生写真展「十七の海の肖像」が、YUGEN Galleryで開催される。
開催概要
蓮井は、2023年から25年にかけて、日本国内の17の原子力発電所の前に広がる海の景色を撮影。その海では、人工物は画像処理で取り除かれ、静けさだけが残されています。人の痕跡を消すことで、海本来の姿に耳を澄ませようとする試みでもあります。建設中の青森県大間原発を除く日本国内の原発をすべて訪れ、制作された出品作は本邦初公開となります。
今年1月と3月に東京、福岡を巡回した展覧会「朽ちゆく果てにも美は宿る」。能登半島地震により破壊された九谷焼の窯元〈錦山窯〉の所蔵作品を精緻に捉えた作品は、自然災害の記録でありながら伝統工芸品に宿る普遍の美を表現し、多くの反響を呼びました。ここで見られたのは「人間と自然の循環」。本展にも顕著にそれは現れることになります。
30年以上のキャリアにおいて世界中の海景の作品を数多く発表してきた蓮井が捉える日本の海、そして原発という文明との関係性。人間不在の世界、そして自然との共生に思考を巡らせる蓮井幹生の意欲作にぜひ、ご期待ください。
ギャラリートーク
会期中には蓮井幹生氏によるギャラリートークを開催予定。
本邦初公開となる作品の背景や制作プロセスについて、作家自身の言葉で語る。
(詳細は別途プレスリリース等で告知)
日程(予定):6月8日(日)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)

高浜

志賀

島根

玄海
- ギャラリー名
YUGEN Gallery
- 住所
東京都港区南青山3-1-31 KD南青山ビル4F
- 開館時間
平日:13:00〜19:00 土日祝:13:00〜20:00(最終日17:00終了)入場無料
- アクセス
東京メトロ 銀座線 外苑前駅 徒歩6分
- URL