岡田裕介写真展「それは僕らだけの言葉 ‒Penguins Being Penguins‒」が、キヤノンギャラリー銀座と、大阪で開催される。
開催概要
National Geographic写真賞の受賞を機に、世界でも作品を発表し旅を続けている写真家・岡田裕介。
過去フォークランド諸島を4度訪れ、長い年月をかけてペンギンを記録してきました。2019年に全国2万人を動員した同テーマの 写真展から5年、再びフォークランド諸島に1ヶ月以上滞在し撮影したこの新作は、ネイチャーフォトグラファーとして真正面から生き物と向き合い写真に収めながらも、見る人の余白で無限に物語が生まれる、まるでペンギンたちの言葉が聞こえてくる群像劇を見ているような作品を発表します。
ステートメント
あの日僕が見た光景は
繰り返されるありふれた日々の中にあって
特別でもなく、奇跡でもなく、偶然でもない
僕は人間で、彼らはペンギンで
理解することなど到底無理、無意味でしかない
しかしあの日僕が見た光景は
なんだか見てはいけないものを見てしまったような
僕の知っている彼らではなかった
まるで僕の知っている人たちみたいだった
僕は隠れもせずにただそこに居て静かにシャッターを切る
そこには彼らだけの言葉があった
僕を通して記録されたその光景は
まるで彼らの言葉が録音されているかのように、見る者に話しかけるだろう
その聞こえた言葉は、あなたの中に生まれたあなただけの言葉だ
ただ一つ
ペンギンは、今日もペンギンである
その事実以外、何一つ確かなことはない
キヤノンギャラリー大阪(巡回展)
期間:2024年10月15日~10月26日
開館時間:10:00~18:00 ※日曜・月曜・祝日休館
※10/19(土)以外は全日在廊予定
住所:大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト1F
写真集
仕様:A4 変形 / ハードカバー160ページ / 私家版
発売日:9月17日 オンラインストア・写真展会場にて販売
※オンラインストアにて9月1日(日)先行予約開始 1,000部限定/エディションナンバー入り
価格:8,800円(税込)
岡田裕介/Yusuke Okada
埼玉県生まれ。2003年より、フリーランスフォトグラファーとして独立。沖縄・石垣島、ハワイ・オアフ島への移住を経て、現在は神奈川県の三浦半島を拠点に活動中。
水中でバハマやハワイのイルカ、トンガのザトウクジラ、フロリダのマナティなどの大型海洋ほ乳類、陸上で北極海のシロクマ、フォークランド諸島のペンギンなど海辺の生物をテーマに活動。
2009年、National Geographicでの受賞を機に世界に向けて写真を発表し、受賞作のマナティの写真は世界各国の書籍や教育教材などの表紙を飾る。温泉に入るニホンザルの写真はアメリカ・スミソニアン自然博物館に展示。国内でも銀座ソニーアクアリウムのメインビジュアルをはじめ企業の広告やカレンダーなどを撮影。
https://lit.link/yusukeokada
- ギャラリー名
キヤノンギャラリー銀座
- 住所
東京都中央区銀座3-9-7 トレランス銀座ビルディング1F
- 開館時間
10:30~18:30(日・月・祝休館)
- アクセス
東京メトロ 都営地下鉄 東銀座駅 徒歩2分 銀座駅 A12出口 徒歩2分
- URL