マイケル・ケンナ写真展「Departure – 新たなる旅立ち -」が、ギャラリー・アートアンリミテッドで開催される。
紹介文
モノクローム写真の巨匠、マイケル・ケンナの個展 Departure を開催します。旅はマイケル・ケンナにとって創造の根幹といえます。コロナ禍でやむなく旅を中断していた写真家は再び旅を始め、すでにヨーロッパ各地を巡り、日本でも撮影を再開。本展では11月、世界遺産シャトー・デ・ショーモン(フランス)での個展に合わせ出版される新刊写真集『ARBRES/TREES』を世界に先駆けて紹介。サイン会も行います。
モノクロームの諧調の美しい風景で知られるケンナですが、初期から、イギリスの原発や、50年後のナチスの強制収容所など社会的なテーマにも取り組んできました。ウクライナで過去に撮影した写真は、チャリティで多額の売上げを寄付するなど、社会的貢献も果たしています。
本展は作家の暗室から最新のプリントを含む25点のオリジナルプリントを展示します。
サイン会:10月29日(土)16:00−18:00 (事前予約制)
サイン会/サイン本予約サイト:http://www.artunlimited.co.jp/departure/
マイケル・ケンナ/Michael Kenna
1953年、イギリス西北部ランカシャー生まれ。London College of Printingで写真を学んだ後、サンフランシスコに拠点を移し写真家として活動を続ける。現在はシアトル在住。
作品は、伝統的でストレートな技法、構成によって表現され、独自の美意識による卓越したプリント・テクニックが作品のオリジナリティとクオリティを決定づけている。また、光と大気の微妙な変化を焼きつける彼の作風は、時に現実を離れた異次元空間を思わせ、クラシカルでロマンティックな叙情に満ちた作品として、アートに携わる世界中の人々から高い評価を得る所以となっている。
世界各地の美術館に写真が収蔵され、つねに各地で個展やグループ展が開催されている。
2018-2019年東京都写真美術館で日本初の回顧展「45Year Odyssey」を開催。今年の主な展覧会、 個展『闇の中の光:ナチス収容所の写真』。カーン記念館(カーン、フランス)、「Thinking of Ukraine」 ボザール美術館(ナンシー、フランス)、「Arbres / Trees」.シャトー・ド・ショーモン,(フランス)ほか、フランスでの個展が相次ぐ。
- ギャラリー名
ギャラリー・アートアンリミテッド
- 住所
東京都港区南青山1-26-4 六本木ダイヤビル3F
- 開館時間
13:00〜18:30(最終入場)(日、火、祝休廊)11月22・ 23 日(水・祝)は連休
- アクセス
東京メトロ 千代田線 乃木坂駅 徒歩1分
- URL