萩原朔美写真展「私がいる。2022」が、iwao galleryで開催されている。
ステートメント
増殖しつづける私、がいる。
本展は、2021年2月に新宿「Place M」で開催された「私がいる。」の続編になる、新作を展示いたします。
萩原朔美の朝は〝スマホ散歩〟から始まる。自分の影を撮影し続けている。自撮りだと自分が見ている風景が入らない、それが寂しいから仕方なく影を撮ることにしたと彼は言う。風景の中に居る自分の影は、自分のような他人のような、幻影のようで、妙にリアリティがある不思議な存在である。
今では、自撮りより〝自影撮り〟の方が私は好きになってしまった。
萩原朔美
1946年、東京生まれ。映像作家、演出家、エッセイスト。
母は小説家・萩原葉子。祖父は詩人・萩原朔太郎。67年、寺山修司主宰の「演劇実験室・天井棧敷」で役者・演出家として活躍。75年、雑誌「ビックリハウス」編集長に。現在、前橋文学館館長。多摩美術大学名誉教授、アーツ前橋アドバイザー、金沢美術工芸大学客員教授。著書に『思い出のなかの寺山修司』『定点観測』『砂場の街のガリバー』『死んだら何を書いてもいいわ』の他多数。
- ギャラリー名
iwao gallery
- 住所
東京都台東区蔵前2-1-27 2F
- 開館時間
12:00〜19:00(月・火・水休み)最終日は 17:00まで
- アクセス
都営浅草線 蔵前駅 A1出口 徒歩1分
- URL