角田和夫作品展「マニラ深夜日記」が、ソニーイメージングギャラリーで開催される。

この作品展は、国内外での芸術活動や功績により、角田さんがフィリピン・マニラ市にあるデ・ラ・サール大学から招聘され教授をしていた2014年から2016年にかけ、マニラの夜のストリートを撮影したもの。

紹介文
タワービルが林立するフィリピンの首都マニラ。富裕層が行き交う街中の銀行や大型ショッピングモール、高層コンドミニアムなどのいたる所にショットガンを手にした警備員が立っており、その周辺にはストリートチルドレン達の姿があった。角田氏が教授として勤務する大学周辺も同様で5~6歳位のストリートチルドレンが常時集まっていた。比較的豊かな家庭に育った学生たちに物乞いをするためだ。これが、富裕層と貧困層が極端に入り混じる首都マニラが抱える現実なのである。
ストリートチルドレン達が眠りに帰る混沌とした夜のスラム街。しかし、その街にも一筋の光が感じられる光景に出会うことがある。板切れをつぎはぎにした小屋の中で、ランプを灯して夕食の準備をしている母親。わずかな食事を分け合って食べている家族。肩を寄せ合って寝転ぶ家族。貧しくても共に生きようとする家族団らんの姿がそこにあった。
強いコントラストの大都会マニラの姿。危険が潜む夜の大人の世界のすぐそばで、屈託のない笑顔を見せる子供達。どの子供も澄んだ目をキラキラさせて人懐っこくまとわりつき「写真を撮ってほしい」とせがむ。また、意外にも彼らの家族もフレンドリーで撮影の許可を請うと笑顔で角田氏を快く迎え入れてくれた。そこには、人間味のある、何か幼い頃の遠い昔の日本を思い起こさせる温もりがあった。
角田氏は、そうしたヒューマンな側面と、彼らを取り巻く厳しい現実との両面にレンズを向け撮り続けた。

角田和夫
1952年生まれ 高知県高知市出身 高知県立高知工業高等学校機械科卒。
大阪写真専門学院卒 日本写真作家協会(JPA)会員。
個展多数。

ギャラリートーク
ゲスト:桃井一至(フォトグラファー)
日時:11月20日 13:00~13:45
場所:ソニーイメージングギャラリー
入場無料・事前予約不要
 

展示会風景


 

展示会情報

ソニーイメージングギャラリー
https://www.sony.co.jp/united/imaging/gallery/?j-short=imaging/gallery/

ギャラリー名
ソニーイメージングギャラリー
住所
東京都中央区銀座5-8-1
銀座プレイス 6階
開館時間
11:00~19:00(最終日15時閉館の場合あり)
定休日なし
アクセス
東京メトロ 銀座線 銀座駅 徒歩1分