宮原夢画個展「Renaissance」が、タカ・イシイギャラリー フォトグラィー /フィルムで開催される。

タカ・イシイギャラリーでの初めての個展となる本展では、宮原さんが昨年より制作を始め、現在も続いている最新作「Renaissance」と「Radiation」から、合わせて約13点が展示される。

紹介文
自身のプリントを破り、散らばったパーツを無造作にコラージュした「Renaissance」シリーズは、作家にとってまさにそこに新たに生命を吹き込む営みであり、自身が操作しうる小宇宙の表出でもありました。現実に存在する立体物を平面に写し取ったプリントがばらばらになり、イメージの固有性をある部分では失い、またある点ではその記号性を強めながら、他のパーツと混ざり合わさる過程に、宮原は覗き穴から壁の向こう側を見る時の高揚感を感ずると言います。完成図を念頭に置いた精密なパズルとは異なり、本シリーズにおけるコラージュのパーツは画面の上を自由に動き回り、作家の手は自身の意識を超えてその世界を支配しています。

こうした絵やものによる子供の遊びにも似た要素は、「Radiation」においても顕著に表れています。作家が幼少期に好んで描いていた、色を重ねた上を削ると下に塗った色が出てくるクレヨン画に着想を得た本シリーズは、同じく宮原が強く惹かれているという放射状のモチーフをイメージに重ねています。宮原は、放射状に広がる光に生命のエネルギーの放出と収斂、さらにはその呼応にこちらとあちらの世界の接地を見出しています。本作においては、放射状のモチーフは無為の空間を象徴するように全面に、あるいは無数に配され、宮原にとっての祈りにも近しい表現として示されています。

ステートメント
ゆっくりと目を閉じて暗闇の中に入っていく。しばらくすると果てしなく遠くから一点の光が差し込んでくる。
その光がだんだんと増えていき交錯する。夢の中なのか、祈りなのか......
そこには規則も法則も概念もなにも無い。
私はそこに居て写真をつくる。
宮原夢画

展示会風景


Muga Miyahara "Untitled", 2015, photo collage on paper,
paper size: 51.5 x 36.4cm ©Muga Miyahara


Muga Miyahara "Untitled", 2015, C-print, image size: 53 x 42.9cm,
paper size: 61 x 50.7cm ©Muga Miyahara

展示会情報

タカ・イシイギャラリー フォトグラィー /フィルム
http://www.takaishiigallery.com/jp/exhibitions/photography-film/

ギャラリー名
タカ・イシイギャラリー フォトグラィー /フィルム
住所
東京都港区六本木5-17-1
AXISビル 2F
開館時間
11:00〜19:00
アクセス
東京メトロ・日比谷線 都営 大江戸線 六本木駅 徒歩8分
東京メトロ 南北線 六本木一丁目駅 徒歩8分