水島雅美写真展「Solitude やさしい孤独に包まれて」が、ギャラリー・バウハウスで開催される。

ギャラリー・バウハウスは、開設10周年を迎え「プラハ年」と題した写真展―プラハを撮影した5人の写真家の展覧会を順次開催している。

2002年から2012年にかけてプラハで暮らした水島さんが、異国での孤独な日々の中で紡ぎだしたモノクローム写真作品。
自身の内面と向き合ながら、プラハで過ごした濃密な時間を、やわらかいトーンのモノクローム写真で展開。ゼラチン・シルバー・プリント作品約40点を展示する。

ステートメント
プラハでは少ない友人や、不在がちな家族と過ごす時間以外は、私はいつもほとんど独りで古いドイツ製カメラRolleiflexを抱え、観光客の少ない時間や場所、季節を選んで心の赴くまま小さな物語を探し歩いていました。
今思えばそれはかけがえのないほど幸せな、やさしい孤独に包まれた時間でした。
便利ではありますが、現実的で、やや殺伐とした日本社会ではとても味わえないであろう贅沢な孤独でした。
ローカルでもツーリストでもない、駐在員という中途半端な立場の私は、どこにも属さず懐に入り込むこともなく、いつも少し恐がりな立ち位置から、プラハの住人たちの紡ぎ出す小さなシーンをこっそりと撮影していました。
Rolleiflexのファインダーを通して眺めるプラハの街は、なんだかとても安心できて、何かに包まれているような感じがしました。そして気がつくと、私にしては大胆なアプローチでシャッターが切れたこともありました。
Rolleiflexとプラハと私の組み合わせは、とても相性が良かったのかもしれません。
私の写真にいつもかすかに漂っているニュアンスのようなものがあるとしたら、それは幸せなSolitude(孤独)。
独りで過ごしたプラハでのかけがえのない時間を、写真を通して共有していただけたら嬉しく思います。

水島雅美
広島生まれ。
京都女子大学短期大学部初等教育科卒業後、教職、会社勤務を経て、1993年よりフリーアナウンサーとして活動。
2002年にプラハに渡り、2012年まで滞在。
2008年頃からフィルム・カメラ、主にRolleiflexでプラハを撮り始め、独学で暗室でのプリントを学ぶ。
プラハ在住中はInternational Women's Association of Pragueの写真エディターとして月刊誌の写真を担当、日本人向け情報誌『Praha BT Journal』の表紙などを撮影する。
2013年よりジャカルタに移住。
2014年帰国、プラハで撮影した写真のプリント作業と展覧会の準備を始める。
 

展示会風景


 

展示会情報

ギャラリー・バウハウス
http://www.gallery-bauhaus.com

ギャラリー名
ギャラリー・バウハウス
住所
東京都千代田区外神田2-19-14
開館時間
11:00~19:00 日、月、祝日休
入場無料
アクセス
JR、東京メトロ(丸の内線)御茶ノ水駅下車 徒歩6分