佐藤裕信作品展「Collisions!!」が、KanZan Galleryで開催される。「Collisions」は、衝突,激突という意味。

「和」をテーマのベースに、この展示用に、28点すべて新作撮り下ろしで制作(期間中に増える可能性もあり)。
写真作品にドローイングや、コラージュを施し、また額からはみ出して展示するなど、既存の写真展のイメージへの一つの提案にもなっている。

また今回は、グラフィックアーティストの牧かほりさんともコラボ。佐藤さんの作品とテーマからインスピレーションを受けてアレンジした作品や、コスチュームデザイナーのARAKI SHIRO(http://www.arakishiro.com/)さんがペインティングを施したオリジナルTシャツも販売する。

搬入・設営時のプレインタビューは以下。

佐藤裕信さんプレインタビュー
「和」と「毒」を掛け合わせたものが、テーマの根底にあります。
被写体は、モデルだったり、子供の足だったり、風景、スチルライフ等、頭の中にあるイメージから滲み出たものを、一瞬一瞬切り取っていきました。

今回の個展のために、すべて新作で撮り下ろしたのですが、個展をする意味、その「空間に来る意味」を作りかった。
一点一点に作品の価値をつけていくために、写真の上にドローイングをしたり、ベースの写真に他の要素を組み合わせてコラージュをしています。



僕の中で「和」というと、「金」じゃなくて「赤」のイメージがあります。
思い描いていたラフはありましたが、たまたま家にあった赤い紐をスキャニングして、写真とコラージュしたりと、偶然性と思いついた時の感覚を重視しました。

昔から「能」の世界も好きで、モデルの作品でも何となく「鬼」っぽく見えるのを意識したり。
時間、空間、出会いをシャッフルしながら感覚的に作っているので、説明しづらい部分はあります。
ぜひ、会場に観に来て頂きたいです。


牧かほりさんプレインタビュー

佐藤さんの写真をみて、私なりに咀嚼、解体、再構築を試みました。展覧会のテーマが「衝突」と聞いていたので、切り刻むイメージはありましたね。

写真の上からペイントするだけでなく、本人も「崩したい」と話していたので、緊張しながらもハサミを入れる感覚はあったのですが、実際に切ろうとした時に、彼がどこをみて写真を撮っているかがすごくよくわかって楽しかったです。
 
ギャラリーで設営をしながら、佐藤さんが考えている「今の気分」と自分の方向性も合っていてよかったと思いました。
 
小さい作品がたくさん集まっているのもいいなと思って、ここだけ「異空間」を演出しました。


*設営途中のスナップショット。
 
私のアトリエが山にもあって、廃材や木のかけらが、身の周りにあるんです。あのサイズにするのに、「木」を使うのがやりやすかったです。
自分自身はまじめな作品が多いので、今回楽しく創作させて頂きました。
もちろん販売することを前提に、一点一点の強さも意識しています。


佐藤裕信
1995年桑沢デザイン研究所入学後、間もなく以前から興味のあった写真の道に進む。フォトスタジオ、アシスタントの経験を経て2002年独立。デザインやそれら制作活動の中から学んだバランス感覚で、独自の世界観を写真表現で制作する。現在は、広告、雑誌、CDジャケット、TV、映画、演劇、その他、様々な分野で活躍中。近年では書道家、華道家、切り絵アーティストなど、他ジャンルアーティストとのコラボレーション活動も精力的に行なっている。
http://www.hironobusato.com/

 
牧かほり
グラフィックアーティスト/東京在住
一枚の絵から、 オブジェ、映像、空間に展開することをイメージし制作を続ける。生物をモチーフにした作品を多く描き、現在、各国のホテルやレストランなどの壁やホールの空間などを手がけている。
日本大学芸術学部卒業。Art Student league of NY修学。
2008年文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品受賞。
http://www.k-maki.com/


展示会風景

展示会情報

KanZan Gallery
http://www.kanzan-g.jp/

ギャラリー名
KanZan Gallery
住所
東京都千代田区東神田1-3-4
KTビル2F
開館時間
11:00〜20:00(月曜休)
アクセス
JR 馬喰町駅 徒歩3分
東京メトロ 日比谷線 小伝馬町駅 徒歩6分
都営新宿線 馬喰横山駅 徒歩4分
都営浅草線 東日本橋駅 徒歩6分