「裸って何? 現代日本写真家のヌードフォト2015」展覧会が、Gallery ShinjukuZaで開催される。

最近では、東京都現代美術館での会田誠さんの展示、愛知県美術館での鷹野隆大さんの展示など、ヌードに限らず、作家、アーティストの作品表現を規制するかのような行政の動きに懸念が深まっている。その中、22名の写真家によるヌードフォトが展示される。

オーガナイザー:菅野秀明(ギャラリー新宿座)
ディレクター :飯沢耕太郎(写真評論家)

出展者:大坂寛、金澤正人、川崎憬、菅野秀明、小林伸幸、小山敦也、今道子、白鳥真太郎、杉浦則夫、鈴木英雄、高井哲朗、谷敦志、東京るまん℃、中村キョウ、中村成一、永嶋勝美、ハヤシアキヒロ、舞山秀一、水谷充、宮川繭子、村田兼一、善本喜一郎

裸は悪なのか? 飯沢耕太郎(写真評論家)
本展は、写真によるヌード作品を制作している日本の現代写真家たちの横断的な展示です。それぞれの作家の視点から制作された裸体表現から、現代の文化・社会の状況を考察していきます。ネット社会が成立してから以降、あらゆる裸がモニターの中にこれでもかと溢れています。可愛らしいもの、美しいもの、内蔵まで見えるようなグロテスクなもの、極限までのエロティシズムの追求、美しいフォルムへのこだわりetc. 猥褻とか芸術だとかいう、画一的なカテゴライズが全く意味をなさない状況を呈しています。ネットの中の裸の露出が過剰であるがゆえに、いつの間にかあたり前の裸体表現にさえ自己規制が働くようになってしまいました。実際に、昨年の愛知県美術館での「これからの写真」展における鷹野隆大「おれと」の展示に対して、官憲が介入するという事態も起こってきています。そんな中で、本展では、あらためてジャンルを超えた写真家たちの作品で、裸体表現の意味を問い直します。裸は電脳の中に閉じこめられ、日常から消えようとしているのでしょうか? 人間の裸の表現は果たして悪なのでしょうか? もう一度写真の中の裸に、しっかりと向き合いたいと考えています。

◆入場について
個人によっては好まない表現があります事、ご理解の上でご鑑賞ください。15歳未満の方は、保護者同伴の上、ご入場ください。

展示会風景

展示会情報

Gallery ShinjukuZa(ギャラリー新宿座)
http://shinjukuza.jp

ギャラリー名
Gallery ShinjukuZa
住所
東京都新宿区新宿4-4-15
開館時間
12:00~20:00
入場料: 1,000円(税込、図録付・先着1000名様)
22名の作家の作品が掲載された全52P4Cの図録付き
アクセス
JR新宿駅「東南口」「南口」より徒歩5分