鈴木理策写真展「意識の流れ」が、東京オペラシティ アートギャラリーで開催中。

2007年に東京都写真美術館で開催した「鈴木理策:熊野、雪、桜」から約7年半ぶりの個展となる。

8×10カメラで撮影。最大幅1200mmの大型印画紙にプリントすることで、鈴木さんの視点によって、「写ってしまった」世界そのものが提示される。未発表作、新作を含めた約100点を展示。デジタルカメラで撮影された映像作品も公開されている。

ステートメント
鈴木理策(1963年和歌山県生まれ)は、1980年代後半から写真を媒体に創作活動をはじめました。1998年には故郷の熊野をテーマに初の写真集『KUMANO』を、翌年には『Piles of Time』を上梓、聖地へ向かう道程がロードムービーのような連続写真の手法で収められるという、物語性を孕んだ新たな表現が評価され2000 年に第25回木村伊兵衛写真賞を受賞しました。その後も2006年にニューヨーク、2011年にチューリッヒでの個展を開催するなど、 国際的に活動の場を広げています。
鈴木はライフワークともいえる熊野での撮影とともに南仏のサント・ヴィクトワール山、セザンヌのアトリエ、桜、雪といった多様な対象を異なるアプローチでとらえていますが、一貫してうかがえるのは写真というメディアへの深い探求と「見ること」への問題意識です。本展では鈴木の新作および未発表作を中心に、写真作品約100点と映像作品3点を展示します。タイトルの「意識の流れ」は「見るという行為に身をゆだねると、とりとめのない記憶やさまざまな意識が浮かんできて、やがてひとつのうねりのような感情をもたらすことがある」という鈴木自身の経験に基づいてつけられました。鈴木の見た時間を追体験すること、それによって私たちは純粋に「見ること」へと誘われるでしょう。

1963年 和歌山県新宮市生まれ
1987年 東京綜合写真専門学校研究科修了
1990年 初の個展「TRUE FICTION」( 吉祥寺パルコギャラリー、東京) 開催
1998年 初の写真集『KUMANO』を上梓
2000年 第25回木村伊兵衛写真賞を受賞
2006年 第22回東川賞国内作家賞、平成18年度和歌山県文化奨励賞受賞
2008年 日本写真協会年度賞受賞
2006年- 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授

展示会風景


《水鏡 14, WM-61》 2014
 

《Ètude10, F-8》 2010
 

《SAKURA 10, 4-45 》 2010
 

《海と山のあいだ 13, DK-198 》 2013
All images:© Risaku Suzuki / Courtesy of Gallery Koyanagi

展示会情報

東京オペラシティ アートギャラリー
http://www.operacity.jp/ag/exh178/

ギャラリー名
東京オペラシティ アートギャラリー
住所
東京都新宿区西新宿3-20-2
開館時間
11:00〜19:00(金・土は11:00〜20:00 最終入場は閉館30分前まで)
休館日: 月曜日(祝休日の場合は翌火曜日、ただし9月22日は開館)、8月2日(全館休館日)
一般1,200円/大・高生800円/中学生以下無料
アクセス
京王新線 初台駅東口下車徒歩5分