ロバート・フランク写真展「MEMORY -ロバート・フランクと元村和彦-」が、ギャラリー・バウハウスで開催される。

ロバート・フランクは1924年スイスに生まれ、90歳を迎えた今も映像作家として活動を続けている。
元村和彦は1933年佐賀県に生まれ、九州や東京で税務署員として勤務した後、1960年に東京綜合写真専門学校に入り写真を学んだ。その後、同郷の写真家・森永純を通して知り合ったユージン・スミスの写真展を日本で企画開催。自ら出版社邑元舎(ゆうげんしゃ)を設立して、これまでに5冊の写真集を刊行している。

ステートメント
ロバート・フランクと元村和彦の長きに渡る親交は、1970年にユージン・スミスの紹介で元村がニューヨーク州バウェリー184番地のフランク宅を訪ねたときに始まります。当時のフランクはアメリカで出版された『THE AMERICANS』が酷評を受けたことが原因で写真から遠ざかり、映画制作に没頭していました。
日本からの突然の来訪者に戸惑いつつも、元村の強い思いが伝わって、フランクは日本での写真集の制作を許可します。1972年、邑元舎から杉浦康平のデザインにより出版された写真集『The Lines Of My Hand』(邦題『私の手の詩』)は、後に編集を加えられ、アメリカでも出版されることになります。

出会いから2年の歳月を経て、日本の小さな出版社で作られた写真集の出来映えに驚いたフランクは、元村に「君の愛には驚いた」と告げたといいます。こうしてフランクと元村の間には深い絆が生まれ、後に出版される写真集『Floweris』(1987年邑元舎刊)へと繋がっていきます。元村和彦が手がけた写真集『The Lines Of My Hand』の出版は、フランクが再び写真の世界に向かう大きなきっかけとなりました。元村の存在がなければ、今日のロバート・フランクは存在しなかったと言っても過言ではありません。

本展は元村和彦所有の貴重なコレクションから、未公開作品23点を含む約50点のモノクローム(ゼラチン・シルバー・プリント)作品を展示いたします。

トークイベント
【第一回】森永純(写真家)×河野和典(元日本カメラ編集長)
2015年3月14日 19:00~
【第二回】倉石信乃(元横浜美術館学芸員、明治大学教授)
2015年4月11日 19:00~
各回 参加費2,000円(展示チケット代含)
 

展示会風景


 

展示会情報

ギャラリー・バウハウス
http://www.gallery-bauhaus.com

ギャラリー名
ギャラリー・バウハウス
住所
東京都千代田区外神田2-19-14
開館時間
11:00~19:00 日、月、祝日休
有料: 一般・学生 600円(中学生以下は無料)
アクセス
JR、東京メトロ(丸の内線)御茶ノ水駅下車 徒歩6分