柴田謙司写真展「Locked in the ether」が、大阪の橘画廊で開催される。
花を氷で閉じ込めて撮影。またそこから溶け出した生と死の狭間をとらえた作品展。

ステートメント
柴田謙司は、閉じ込められる、時間が過ぎていく、といった「ありさま」を 「もの」の姿を借りた比喩によって表現しています。今回の個展では、ラナンキュラスなどの花と、それらを閉じ込める氷を使い、時間をテーマにした新作を発表します。
花が氷に閉じ込められている「ありさま」は永遠の現在の比喩。紫、ピンク、赤の濃厚な色彩がもたらす幻想的な華やかさと、シャープな輪郭が生み出す力強さが生命力さえ感じさせます。
一方、氷が溶けていくさまは時間の経過の比喩です。氷が溶けることによって時間が動き出し、現在は次々と過ぎ去っていきます。花たちは氷の拘束から解き放たれますが、刻々と朽ちていきます。
作品である写真には、そうした「時間の経過」の比喩と「永遠の現在」の比喩が同居しています。都会的でスタイリッシュなイメージは鑑賞者を強烈に誘い、時間と人とのかかわりを問いかけています。新作の花のシリーズ十数点を出品予定。

1964年大阪生まれ。93年大阪ビジュアル・コ ミュニケーション専門学校(現日本写真映像専門学校)卒、97年London College of Printing and Distributive trades 修了。99年柴田謙司写真事務所を設立。20 08年個展「私を知るもの、私を呼ぶもの」(Port Gallery T/大阪)、12年グルー プ展「光と瞬 vol.4 ~気鋭の写真表現者たち~」(RECTO VERSO GALLERY/東京)。

展示会風景

展示会情報

橘画廊
http://dancer.co.jp

ギャラリー名
橘画廊
住所
大阪市西区西本町1-3-4
大阪陶磁器会館B1
開館時間
12:00~19:00(12月20日は17:00まで)
日・月休
アクセス
地下鉄四つ橋線 本町駅 19,20番出口から徒歩1分